「TOEICってどれくらいのスコアを目指せば良いんだろう?
英語力の目安や難易度を知りたい」
この記事では、こんな疑問にお答えします。
確かに気になりますよね。
そこでこの記事では
- スコア別の英語力の目安と取得難易度
- オススメの目標スコア
についてまとめてみました。
この記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
【TOEIC L&R】スコア別の英語力の目安や取得難易度を解説
さっそく、スコア別に英語力の目安と取得難易度を解説していきます。
TOEIC200点の英語力の目安&取得難易度
TOEIC 200点のレベルは、こんな感じです。
TOEIC200点の実力
TOEIC200点は、英語が全く分からないレベルです。
すべて勘でマークしても、取れるスコアと言っても良いでしょう。
もっと言えば、鉛筆を転がして答えを決めたとしても、もっと良いスコアを取れることだってあると思います。
英語の勉強を今まで全くしてこなかった人のスコアがTOEIC200点です。
TOEIC200点を取る難易度
言うまでもなく、TOEIC200点を取るのは簡単です。
TOEICのスコア分布を見ると、7万人の受験者に対して、TOEIC200点未満の人は100人ちょっとしかいません。
それくらいTOEIC200点は、取るのが簡単なスコアです。
TOEIC200点以上を取りたい人にオススメの記事
TOEIC200点以上を取りたい人がやるべきことは、英語の基礎力を身につけること。
TOEIC対策以前に英語の基礎を全く分かっていないレベルなので、以下の記事を参考に英語の基礎をしっかり学びましょう。
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TOEIC300点の英語力の目安&取得難易度
TOEIC 300点のレベルは、こんな感じです。
TOEIC300点の実力
TOEIC300点は、中学レベルの英語の知識が少しだけ残っているレベルです。
本当に少しだけ。
「この単語、見たことはあるけど意味は分からないな」
といった感じのレベルですね。
TOEIC200点と同様、勘でマークシートを塗っても取れる可能性があります。
TOEIC300点を取る難易度
TOEIC300点も勘で取れるレベルのスコアなので、取得難易度もかなり簡単です。
ちなみに、TOEIC300点未満は受験者の下位1%に当たります。
それくらいTOEIC300点を取得する難易度は低いです。
TOEIC300点以上を取りたい人にオススメの記事
TOEIC300点以上を取りたい人は、まず英語の基礎力を身につけましょう。
以下の記事を参考に、英語の基礎をしっかり学んでください。
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TOEIC400点の英語力の目安&取得難易度
TOEIC 400点のレベルは、こんな感じです。
TOEIC400点の実力
TOEIC 400点は、日本人大学生の平均的なレベルです。
看板などに書かれている簡単な英語であれば、何となく分かるでしょう。
しかし、日常英会話は夢のまた夢といった感じの英語力です。
TOEIC400点は、実用レベルから程遠いスコアと言えます。
TOEIC400点を取る難易度
TOEIC400点は日本人大学生の平均スコアではありますが、「上位校」といわゆる「Fラン大学」を足した平均なので、決して高いスコアではありません。
TOEIC400点未満の人は、全受験者の下位20%程度です。
そのため、TOEIC400点の取得難易度は高くないと言えます。
TOEIC400点以上を取りたい人にオススメの記事
TOEIC400点に届いていない人は、まだ英語の基礎力が足りていません。
以下の記事を参考に、英語の基礎をしっかり学んでください。
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TOEIC500点の英語力の目安&取得難易度
TOEIC 500点のレベルは、こんな感じです。
TOEIC500点の実力
TOEIC500点になると、英語初心者からようやく抜け出せそうなレベルとなります。
中学レベルの英語であれば、大まかに理解していると言えるでしょう。
ただし、まだまだ速く正確に英語を読めないですし、聞き取ることも難しいです。
実用レベルとは言い難いですね。
TOEIC500点を取る難易度
TOEIC500点を取るのも、そこまで難しくはありません。
なぜなら、TOEIC500点未満の人は全受験者の下位30%程度だからです。
受験者のほとんどは、TOEIC500点以上を取れます。
2〜3ヶ月頑張れば、ほとんどの人がTOEIC500点を取れるでしょう。
TOEIC500点以上を取りたい人にオススメの記事
TOEIC500点に届いていない人は、もう少しで英語の基礎が固まってくるかなというレベルです。
もう少し英語の基礎を勉強しましょう。
英語の基礎学習は、以下の記事を参考にやるのがオススメです。
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TOEIC600点の英語力の目安&取得難易度
TOEIC 600点のレベルは、こんな感じです。
TOEIC600点の実力
TOEICの平均スコアは570点くらいです。
なので、 600点になると英語学習初心者からは抜け出しています。
英語の基礎はある程度分かっていると言えるでしょう。
つたない英語ではありますが、少しはコミュニケーションも取れるでしょう。
海外旅行であれば、そこまで困ることもないかなと。
ただし、仕事で使えるレベルかというと、少し厳しいですね。
転職活動などでは、そこまで役に立たないでしょう。
TOEIC600点を取る難易度
TOEIC600点の取得難易度は、普通かなと思います。
なぜかというと、TOEIC600点は受験者のスコア分布の真ん中に位置するからです。
世間的には「TOEIC600点はなかなか高いスコア」と思っている人が多いですが、取得するのはそこまで難しくありません。
TOEIC600点以上を取りたい人にオススメの記事
TOEIC600点に届いていない人は、リスニングパートの勉強に力を入れましょう。
リーディングパートに比べ、リスニングパートはスコアが上がりやすいです。
そのため、リスニングパートを重点的に勉強すれば、TOEIC600点に手が届きやすくなります。
リスニングパートの勉強法については、以下の記事をどうぞ。
TOEIC700点の英語力の目安&取得難易度
TOEIC 700点のレベルは、こんな感じです。
TOEIC700点の実力
TOEIC 700点になると、仕事でも英語を少しずつ使えるレベルになってきます。
最低限の英会話をする基礎はできていますし、不慣れな英文でなければちゃんと読むこともできます。
企業の中途採用も、TOEIC700くらいを目安に足切りを設定していることが多いですね。
ただしTOEIC 700点でも、まだまだ中途半端な英語力です。
「もっと勉強しなきゃ。。。」という感覚が強く残ると思います。
実際、僕がTOEIC 700点台に到達した時は、「えっ、全く英語ができる感覚がない。。」って感じでした。
分からないことも多いけど、分かることも多くなってくるのがTOEIC 700点です。
もう少しで上級者と言っても良いレベルの実力かなと。
TOEIC700点を取る難易度
TOEIC700点の取得難易度は、やや難しいレベルですね。
全受験者の上位30%に当たるのが、TOEIC700点です。
上位30%と聞くと難しいそうに感じるかもしれないですが、コツコツと数ヶ月くらい勉強すれば誰でも到達できると思います。
TOEIC700点以上を取りたい人にオススメの記事
TOEIC700点を目指す段階の人は、リーディングパートの勉強に力を入れましょう。
リーディングパートは少し難しいですが、リーディングパートが足を引っ張ってしまうとTOEIC700点を取るのは難しいです。
リーディングパートの勉強法については、以下の記事をどうぞ。
TOEIC800点の英語力の目安&取得難易度
TOEIC 800点のレベルは、こんな感じです。
TOEIC800点の実力
TOEIC 800点は、実用的な英語力を備えていると言っても問題ないでしょう。
高校英語までちゃんと理解しているレベルで、それを実際に使うことができます。
自分が詳しい分野の話であれば英語を聞き取ることもできるし、読むことだって可能です。
僕の経験上、TOEIC800点台になると
「だいぶ英語をできるようになったな」
という感覚があります。
TOEIC800点までくると、仕事でも英語を使えるレベルですね。
ちなみに、多くの企業において国際部門に配属されるボーダーがTOEIC800点です。
TOEIC800点を取る難易度
TOEIC800点を取るのは難しいです。
受験者の上位15%にあたるので、かなり上位の方ですね。
TOEIC800点は難しい目標かもしれないですが、就職・転職活動で良い企業を狙いたいのなら、最低でもTOEIC800点を目指したいところです。
TOEIC800点以上を取りたい人にオススメの記事
TOEIC700点とTOEIC800点の差は何かというと、「どれだけ問題演習をしたか」の差です。
なので、TOEIC800点を目指している段階の人は、以下の記事で紹介している模試でたくさん問題演習しましょう。
TOEIC900点の英語力の目安&取得難易度
TOEIC 900点のレベルは、こんな感じです。
TOEIC900点の実力
TOEIC 900点は、日本人の中では上位層と言っても良いレベルです。
特に
- 英語を聞きとる
- 英語を読む
の2点においては、かなりレベルが高いと言えるでしょう。
就職・転職活動では、大きな武器となります。、
しかし「TOEIC900点はネイティブレベル」と解説されていることもありますが、残念ながら全くネイティブレベルではないです。
勘違いしている人が多いのですが、TOEIC900点をとっても英会話をできるようにはなりません。
英語を話せるようになるには、スピーキングのトレーニングを積む必要があります。(詳しくは以下の記事参照)
ただし、TOEIC900点にもなると英語の基礎力は高いです。
そのため、1ヶ月くらいオンライン英会話をやれば、それなりに英語を話せるようになります。
TOEIC900点を取る難易度
TOEIC900点以上になると、難易度はかなり高いですね。
受験者の上位3〜4%の超上位層が、TOEIC900点です。
僕はTOEIC700点から900点に上げるのに、1年くらいかかりました。(ちなみに働きながら勉強した)
僕の場合は少しだけ成長が遅かったかもしれないですが、要領が悪いとこれくらいかかる可能性があります。
TOEIC900点以上を取りたい人にオススメの記事
TOEIC800点とTOEIC900点の差は何かというと、「どれだけ問題演習をしたか」の差です。
なので、TOEIC900点を目指している段階の人は、以下の記事で紹介している模試でたくさん問題演習しましょう。
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TOEICを受験するならどのレベルを目標にすべきか
最後にどのレベルを目指すべきかについて解説します。
オススメの目標TOEICスコアは最低でも600点
個人的には、最低でもTOEIC600点を目指すことをオススメしています。
理由は、TOEIC600点くらいあれば、英会話をするための最低限の基礎力は身についていると言えるからです。
英語の基礎を勉強せず、いきなり英会話の勉強を始めちゃう人もいるのですが、基礎学習をある程度してからの方が確実に英会話力も伸びやすいです。
したがって、最低でもTOEIC600点レベルは目指した方が良いでしょう。
頑張れるならTOEIC800点以上がベスト
ちなみに、頑張れるならTOEIC800点以上を目指しましょう。
このレベルになると、
- 英会話をするための基礎力がちゃんと身につく
- 就職・転職活動で有利になる
などの恩恵を受けられます。
TOEIC800点以上を取れれば、メリットがかなり大きいです。
効果的なTOEICの勉強法については、以下の記事に詳しくまとめました。
ぜひ、チェックしてみてください。
転職市場におけるスコア別の評価については、以下の記事にまとめました。
興味があればどうぞ。
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まとめ
大まかではありますが、TOEICスコア別の英語力の目安と難易度をまとめてみました。
要約すると、以下のような感じです。
個人的には最低でもTOEIC600点、できれば800点以上を目指すことをオススメしています。
【TOEIC 200点のレベル】
- 英語力:本当に英語が全く分からないレベル
- 難易度:ほとんどの人が対策なしで取れる
【TOEIC 300点のレベル】
- 英語力:中学校レベルの英語の知識がほんの少しだけ残っているレベル
- 難易度:超簡単
【TOEIC 400点のレベル】
- 英語力:日本人大学生の平均的なスコアだが、全く実用レベルでない
- 難易度:簡単
【TOEIC 500点のレベル】
- 英語力:中学レベルの英語を大まかに理解しているレベル
- 難易度:やや簡単
【TOEIC 600点のレベル】
- 英語力:英語を仕事で使えるギリギリのライン
- 難易度:普通
【TOEIC 700点のレベル】
- 英語力:まだまだ改善の余地はあるが、上級者一歩手前といった実力
- 難易度:やや難しい
【TOEIC 800点のレベル】
- 英語力:高校英語はほぼ理解していて、それを使うことができるレベル
- 難易度:難しい
【TOEIC 900点のレベル】
- 英語力:英語の基礎力はかなり高く、英会話も練習すればかなりできる
- 難易度:かなり難しい
参考になれば嬉しいです。
では!