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「TOEIC L&R」と「TOEIC S&W」どっちから受けるべきか解説します

更新日:

 

「リスニングとリーデーディングの試験である"TOEIC L&R"とスピーキングとライティングの試験である"TOEIC S&W"、どっちから受けるべきだろう?」

 

たしかに悩みますよね。

その気持ち、よく分かります。

 

結論から言うと、TOEIC L&Rを先に受験した方が良いです。

 

そこでこの記事では、

  • TOEIC L&Rを先に受けるべき理由
  • TOEIC L&RとTOEIC S&Wのスコアには相関関係がある
  • 「TOEIC L&Rはできないけど英会話はできる人」はいない

という話について書いてみました。

 

本記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。

なので、多少は参考になるかなと。

 

では本題へ!

 

 

「TOEIC L&R」と「TOEIC S&W」どっちから受けるべきか

 

TOEIC L&Rを先に受けるべき理由は、たった一つだけです。

 

TOEIC L&Rを最初に受けるべき理由

理由は単純で、TOEIC L&Rをできない人がTOEIC S&Wを受験しても、もっとできないからです。

 

TOEIC L&Rは「英語の基礎を学ぶ試験」

TOEIC L&Rが「英語の基礎を学ぶ試験」だとすると、TOEIC S&Wは「応用編の試験」なんですよね。

 

【違い】

  • TOEIC L&R:基礎を学ぶ試験
  • TOEIC S&W:応用編の試験

 

当たり前ですけど、基礎ができないと応用はできません。

例えば、野球初心者が経験者の投げるボールを打てるとは思いませんよね?

 

TOEICもそれと同じです。

TOEIC L&Rで基礎力を鍛えておかないと、応用であるTOEIC S&Wでハイスコアを取れることはまずありません

 

就活と転職でもTOEIC L&Rの方が役に立つ

ちなみに、就活・転職においてもTOEIC L&Rのスコアの方が役に立ちます。

 

したがって

  • 英語の基礎を身につけられる
  • 自分の労働市場の価値も上がる

という2つの観点から、TOEIC L&Rを先に受験した方が良いです。

 

より詳しくは、以下の記事をどうぞ。

 

 

TOEIC L&RのスコアとTOEIC S&Wのスコアには相関関係がある

TOEIC L&RとTOEIC S&Wのスコアには、相関関係があります。

 

例えば、TOEIC L&Rのスコアが低い場合は、TOEIC S&Wのスコアも低いです。

一方、TOEIC L&Rのスコアが高い場合は、TOEIC S&Wのスコアも高くなる傾向があります。

 

実際、TOEIC公式ページのデータをみてみましょう。

 

このデータはスコアの比較表です。

TOEIC L&Rのスコアが高くなるにつれて、TOEIC S&Wのスコアも高くなっていますよね?

 

 

「TOEIC L&Rのスコアが高い=S&Wのスコアも高い」とは限らない

ただし

「TOEIC L&Rのスコアが高い=TOEIC S&Wでもハイスコアを取れる」

というわけではありません。

 

例えば、上の表だとTOEIC L&R900点の人は、スピーキングテスト160点、ライティングテスト170点を取れることになっています。

 

しかし、僕がTOEIC900点の時に初めて受験したTOEIC S&Wのスコアは、スピーキング120点・ライティング140点でした。

 

なぜかというと、当時の僕はスピーキング・ライティングの勉強をしたことがなかったからです。

 

TOEIC L&Rのスコアが高かったとしても、スピーキングとライティングの勉強をしなければ、TOEIC S&Wでハイスコアを取ることはできないのです。

 

TOEIC L&Rのスコアが高い人は

「TOEIC S&Wでもハイスコアを取れるポテンシャルがある」

という表現が1番近いかなと思います。

 

英語を話せるようになるまでの過程

もしかしたら

「スコアに相関関係があるのなら、自分は英会話をできるようになりたいし、TOEIC S&Wの勉強をメインにやってTOEIC L&Rのスコアを上げたい!」

と思った人もいるかもしれません。

 

けど、それは少し難しいと思います。

なぜなら僕の経験上、英会話上達の過程は以下のようなステップで進むからです。

 

【過程】

  1. 英語を読めるようになる
  2. 英語を聞き取れるようになる
  3. 英語を書けるようになる
  4. 英語を話せるようになる

 

つまり

  • 英語を読む
  • 英語を聞く

ができないと、英会話をするのは厳しいんですね。

 

そのため

「どっちのTOEICを受けよう?」

と迷ったら、まずはTOEIC L&Rを受けた方が良いです。

 

遠回りのように感じるかもしれないですが、TOEIC L&Rの受験から始めた方が英会話上達への近道となります。

 

TOEIC L&Rの効果的な勉強法については、以下の記事をどうぞ。

 

 

 

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「TOEICはできないけど英会話はできる」は大ウソ

 

たまに「TOEIC L&Rができなくても、英会話をできる」と言う人がいます。

けど、これはウソなので注意しましょう。

 

TOEIC L&Rが分からない人英会話をできない

TOEIC L&Rができない = リーディング・リスニング力が低い

ということです。

 

仮に、リーディング・リスニング力が低い状態で英会話をしたとしましょう。

相手の言っていることを理解できると思いますか?

 

リスニング力が低いと相手の言っていることを聞き取れないし、リーディング力が低ければ相手の発言の意味を理解できません。

 

「TOEIC L&Rのスコアは低いけど、英会話はできる!」

と言っている人はどうやって英会話をしているんでしょうか?

 

どう考えても無理です。

 

 

英語を話せるようにならないけどTOEIC受験は無駄じゃない

「英語を話せるようにならないから、TOEIC L&Rを受験しても無駄」

という意見も聞きます。

 

しかし、これは間違った考えです。

 

繰り返しになりますが、リスニング・リーディングができないと英会話もできません。

だからこそ、TOEIC L&Rを受験してリスニング・リーディング力を鍛えるべきなのです。

 

「TOEICは無駄」と言う人は"バカ"か"めっちゃ頭いい人"だけ

TOEIC L&Rを無駄と言っている人は、「バカ」か「知的レベルが極めて高い」かのどっちかです。

 

前者は、そのままの意味で訳の分からないことを言っているだけなので良いので無視すればOKなのですが、問題なのは「知的レベルが極めて高い人」の方です。

 

こういった人の発言って、頭が良いがゆえに信じたくなっちゃうんですよね。

 

しかし、知的レベルが極めて高い人がTOEICは無駄と言っている理由って「教養のある英語は喋れない」というハイレベルすぎる理由なことが多いんです。

 

そもそも、日本人は英語力が低いので教養のない英語すら喋れません。

なので、凡人はまずTOEIC L&Rで英語の基礎を学びましょう。

 

知的レベルが極めて高い人の発言を真に受けて、いきなりハイレベルな勉強をしたところで、凡人には意味がありません。

 

 

目標スコアは最低でもTOEIC600点

英会話をできるようになりたいなら、最低でもTOEIC600点は必要です。

 

もう少し頑張れるなら、できれば700点はほしいところ。

仕事でもバリバリ英語を使いたい場合は、TOEIC800点を目指しましょう。

 

スコア別の目安については、以下の記事に詳しくまとめました。

目標スコアを決めるのに役立つと思うので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

まとめ

TOEIC S&Wよりも、まずはTOEIC L&Rを受けましょう。

 

なぜなら、TOEIC L&Rは基礎の試験だからです。

基礎が分かっていないと、応用であるTOEIC S&Wを受けても惨敗します。

 

以下の記事を参考に、まずはTOEIC L&Rでハイスコアを狙いましょう。

その方が英会話のトレーニングもスムーズに進みます。

 

 

参考になれば嬉しいです。

では!

  • この記事を書いた人

Tomoyuki Kato

仕事は薬剤師やWebサイト運営、たまに翻訳。 英語学習が好きでTOEIC900点&通訳案内士資格を取得。 その経験を活かし、英語学習に関する情報を発信しています。

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