「TOEICと英検ってどっちが転職活動で役に立つんだろう?」
結論から言ってしまうと、TOEICの方が転職活動で有利になりやすいです。
したがって、転職で英語力をアピールしたいならTOEIC受験をオススメします。
この記事では
- 英検よりもTOEICの方が転職で有利になる理由
について詳しくまとめてみました。
本記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
英検よりもTOEICの方が転職で有利です
冒頭にも書いた通り、転職活動では英検よりもTOEICの方が有利です。
TOEICの方が英検よりも求人数が多い
なぜ転職活動において、英検よりもTOEICの方が有利と言えるのか。
それは転職サイトで求人数を比較すれば一目瞭然です。
転職情報サイト「doda(デューダ)」で、英検に関連する求人をチェックしてみましょう。
なんと、英検はたったの75件しかヒットしません。
メモ
一方、TOEICの求人はどうでしょうか?
なんと、TOEIC関連の求人は2119件もヒットしました。
メモ
このように、英検とTOEICでは、求人数に大きな差があります。
その差はなんと30倍。
実際の求人をチェックすると分かると思いますが、募集要項に「英検〇〇級以上」と書かれていることよりも、「TOEIC〇〇点以上」と書かれていることの方が多いです。
転職で有利になりたいならTOEICのスコアアップを狙おう
以上のような理由から、転職で有利になりたい場合はTOEICのスコアアップを狙いましょう。
転職は人生における一大イベントのひとつ。
より多くの選択肢から、比較検討して転職先を選んだ方が絶対に良いです。
英検を持っていても選択肢は75件しかありませんが、TOEICであれば2000以上の選択肢があります。
英検よりもTOEICの方が明らかに転職では有利になるので、転職で英語力をアピールしたい場合はTOEICのスコアアップを狙った方が得策です。
転職で使うなら目標スコアは最低でもTOEIC700点
転職でTOEICスコアを使う場合は、とりあえずTOEIC700点を目指しましょう。
履歴書に書けるTOEICスコアの最低ラインが600点なので、そのちょっと上を狙う感じですね。
ただし、TOEIC700点でも「ちょっと有利かな」くらいです。
なので、できれば800点以上を目指した方が良いかなと。
英語をバリバリ使いたいなら、TOEIC800点が必須ですね。
より詳しいスコア別の評価については、以下の記事をどうぞ。
あわせて読みたい
またTOEICの効果的な勉強法については、以下の記事にまとめてあります。
ぜひチェックしてみてください。
スポンサーリンク
なぜ英検よりもTOEICの方が転職市場で評価されやすいのか
なぜ英検よりもTOEICの方が、転職活動で有利なのでしょうか?
TOEICが英検よりも転職市場で評価されやすい理由
僕の予想になってしまいますが、以下のような理由が考えられます。
理由1:英検とTOEICでは試験内容が違う
まず英検とTOEICでは試験内容に違いがあります。
英検は、どちらかというと科学技術や医療の評論など、アカデミックな話題が多いです。
簡単にいうと、英検は知的な人が好みそうな話題が中心となっています。
一方、TOEICはより日常生活に密着した内容なのでより実践的です。
例えば、仕事でよく使うような英語を中心に出題されます。
何が言いたいかというと、TOEICの方が普段の生活でよく使う英語なので、企業側としても英検よりTOEICをできた方がありがたいわけです。
TOEICの問題を見るとよく分かるのですが、ビジネスシーンで英語を使うことを明らかに意識しています。
いかにも企業ウケしやすい内容なんですよね。
ポイント
- 英検:アカデミックな内容
- TOEIC:実践的な内容
理由2:TOEICの方が英検よりも受験しやすい
そして、TOEICの方が英検よりも受験しやすいです。
英検は年に3回しか開催されていませんが、TOEICは年に10回も開催されています。
そのため、会社側も社員の英語力を測るために受験させやすいですし、転職希望者側も「3月から転職活動するから、来月TOEICの受験しよう」みたいな感じで、気軽に受験できるのです。
そうなると、在籍している社員と転職希望者の英語力も比較しやすいですよね?
受験しやすさは、たくさんのメリットがあるのです。
TOEICの試験内容については、以下の記事が詳しいです。
TOEIC S&Wを受験するとさらに転職で有利になる
「英検と違ってTOEICにはスピーキングの試験がないから、TOEICスコアだけ高い人がいる」
という批判もあります。
これは一理ありますね。
たしかに、TOEIC900点を取れても英語を話せない人はいます。
というか、かつての僕がそうでした。(詳しくは以下)
けど、今はTOEIC S&Wというスピーキングを測る試験もあります。
TOEIC S&Wはビジネスシーンでかなり寄った試験内容なので、転職活動で英語力をアピールしたい場合はもはや英検を受ける必要はありません。
TOEICスコア+TOEIC S&Wスコアを持っていれば、TOEICのスコアだけ高くて話せない人と思われる心配もないのです。
TOEIC S&Wよりも、まずはTOEICを受験しよう
「自分は英会話できることを転職でアピールしたいから、TOEIC S&Wから受験しよう」
と思った人もいるかもしれません。
けど、まずは普通のTOEICから受験した方が良いです。
なぜかというと、スピーキングは英語の基礎を分かっていないとできないから。
なので、普通のTOEICをできない人が、TOEIC S&Wを受験しても意味がありません。
まずはTOEICを受験して基礎を固めましょう。
転職で評価されやすいのも普通のTOEIC
ちなみに、転職市場で評価されやすいのも普通のTOEICです。
理由は簡単で、TOEIC S&Wはまだまだマイナーな試験だからです。
採用担当者がTOEIC S&Wを知らないこともあるので、普通のTOEICの方がアピールしやすいでしょう。
まとめ
転職活動で英語力をアピールしたいなら、断然TOEICの方が良いです。
英検を受けるのはやめましょう。
効果的な勉強法については、以下の記事に詳しくまとめました。
ぜひ、あわせてチェックしてみてください。
参考になれば嬉しいです。
では!