「TOEICの勉強ってどれくらいのスコアまで頑張るべきなんだろう。
TOEIC満点(990点)を目指すべきなのかな?」
結論から言うと、TOEIC満点(990点)を取るまで勉強するのはコスパが悪いと思います。
個人的には、満点を目指すまで勉強するのはオススメしません。
そこでこの記事では
- TOEIC満点(990点)を目指すのはコスパが悪い理由
- どれくらいのTOEICスコアを目指すべきなのか
についてまとめてみました。
本記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
TOEIC満点(990点)を取るまで勉強するのはコスパが悪い件
冒頭にも書いた通り、TOEIC満点(990点)を目指すのはコスパが悪いです。
前提としてTOEIC満点(990点)は超すごい
最初に言っておきたいのが、「TOEIC満点(990点)は超すごい」ということです。
僕の最高スコアは905点です。
実際、905点から満点を取るまでにはかなり本気で勉強しなければならないでしょう。
あくまでも僕の体感ですが、
「500〜1000時間は勉強しなきゃいけないな」
という感じです。
しかし、たしかにTOEIC満点(990点)はすごいんですけど、500〜1000時間かけて勉強する価値があるかと言われると微妙な気がしています。
500〜1000時間を新たにTOEICへ投入するくらいなら、他のことに時間を使った方が良いと思うのです。
要するに、コスパの観点からTOEIC満点を目指すのは微妙なんですね。
TOEIC満点(990点)を目指して勉強するのはコスパが悪い理由
TOEIC満点(990点)を目指すコスパが悪い理由としては3つあります。
理由1:TOEIC満点(990点)を取っても英語を話せるようにならない
TOEIC満点(990点)を取っても、英語を話せるようになりません。
かつての僕は、
「TOEIC900点を取れば、英語はペラペラ」
と思っていました。
しかし、いざTOEIC900点をとってもペラペラにはなりませんでした。
これはTOEIC満点を取っても同じです。
英会話の勉強をしなければ、いくらTOEICのスコアが高くても英語を話せるようにならないのです。
質問です。
- TOEIC満点で英語を話せない人
- TOEICのスコアが高くて、英語も話せる人
どっちになりたいですか?
理由2:就活・転職ではTOEIC満点(990点)まで求められない
2つ目の理由が、就活・転職においてTOEIC満点を求められることはないこと。
僕の知る限りでは、企業の募集要項に「TOEIC満点(990点)」と書かれていることはないです。
TOEIC900点あれば、たいていは就活・転職で有利になります。
たしかにTOEIC満点(990点)であれば、採用担当から一目置かれるかもしれません。
けど、
- TOEIC満点だけど英語を話せない人
- TOEIC800点だけど英語を話せる人
の2つの選択肢があるなら、後者の方が好まれる可能性が高いです。
スコア別の評価については、以下の記事にまとめました。
ぜひチェックしてみてください。
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理由3:英語力よりも専門性の方が大事
3つ目の理由が、英語力よりも専門性の方が大事ということ。
あなたはある会社の営業部長だったとしましょう。
この会社は外国人社員も多く、英語を話す機会も多いです。
あなたには、2人の直属の部下AとBがいます。
どちらもTOEIC900点を持っているので、そこそこ英語はできる状態です。
しかし、AさんとBさんは力を入れていることが違います。
Aさんは、さらに英語力を高めようとTOEIC990点の取得を目指しています。
通勤時間にはリスニング音源を聴き込み、休み時間も英語の勉強に熱心です。
Bさんは、TOEIC900点を取ってからは英語の勉強にそこまで力を入れていません。
しかし日々の営業活動で良い成績を上げるために、
- 「どんな言葉が人に刺さりやすいのか」
- 「デキる営業マンはどんなことを考えているのか」
などを普段の実務や読書を通して積極的に学んでいます。
ポイント
- Aさん:TOEIC満点を目指している
- Bさん:売り上げを伸ばすために営業の勉強をしている
営業部長のあなたはどちらの部下を高く評価するでしょうか?
どう考えても、営業のスキルを身につける部下ですよね。
英語はあくまでもコミュニケーションの道具です。
専門性(この場合は営業)と掛け合わせることにより、語学力というスキルが活きてくるのです。
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TOEICはどれくらいのスコアを目指すべきか
ここまで読み進めて、
「TOEIC満点を目指すのはコスパが悪い」
ということは分かっていただけたと思います。
では、どれくらいのスコアを目指すべきなのでしょうか。
目指すべきTOEICスコアは人によって違う
結論から言うと、目指すべきTOEICスコアは人によって違います。
例えば、海外旅行で困らないくらいだったらTOEIC600点くらいで十分だろうし、仕事でバリバリ英語を使えるようになりたいなら800点は必要でしょう。
世界を代表する企業で働くことを狙っているのであれば、TOEIC900点以上を狙うべきです。
以下の記事に、TOEICスコア別の大まかな実力の目安をまとめました。
この記事を参考に、目標スコアを設定しましょう。
TOEIC満点(990点)を目指すメリットのある人
TOEIC満点(990点)を目指すメリットのある人は、以下に該当する人だと僕は思っています。
【TOEIC満点を目指すメリットのある人】
- TOEICの先生としてご飯を食べたい人
- TOEICが趣味の人
これらに当てはまるのであれば、TOEIC満点を目指すのはアリだと思います。
しかし1個も当てはまらないなら、TOEIC満点を目指さすのはオススメできません。
TOEIC800点・900点くらいで、TOEICは卒業すべきでしょう。
明確な目標がないならTOEIC800点を目指すのがオススメ
特に明確な目標がない場合は、TOEIC800点を目指すのがオススメです。
TOEIC800点を取れれば、
- 英会話をするための基礎力がしっかり身につく
- 就活・転職でも有利になりやすい
からです。
TOEICの効果的な勉強法については、以下の記事に詳しくまとめました。
人気記事のひとつなので、ぜひチェックしてみてください。
目標のTOEICスコアを達成したら英会話の勉強をしよう
目標のTOEICスコアを達成したら、英会話の勉強をするのがオススメです。
TOEICの受験を通して英語の基礎力を身につけた上で英会話のトレーニングを積むと、スムーズに英会話の勉強へ移行できます。
以下の記事に、効果的な勉強法をまとめたので、興味があればチェックしてみてください。
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まとめ
TOEIC満点(990点)を目指すのは、コスパが悪いというのが僕の意見です。
満点を目指すために時間を使うなら、英会話のトレーニングなどに時間を使った方が得られるものが多いでしょう。
もちろん、この意見に対して賛否はあると思いますが、満点を目指すのは個人的にはオススメしません。
参考になれば嬉しいです。
では!