「TOEICって同じ参考書で何回くらい勉強すべきなんだろう?」
僕もTOEICの勉強をしていた時、同じ疑問を持ったことがあります。
確かに明確な基準がほしいですよね。
そこでこの記事では
- 何回くらい同じ参考書で勉強すべきか
- 特に繰り返し勉強すべきこと
- 効果的に繰り返し勉強するコツ
についてまとめてみました。
この記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
TOEICは同じ参考書で何回くらい勉強するべきか
結論から言うと、同じ参考書で勉強する回数は人によって違います。
理解できるまで繰り返し勉強することが大事
TOEICの参考書は、理解できるまで繰り返し勉強しましょう。
なので、1回で理解できる人は1回だけやれば良いし、10回やらないと理解できない人は10回勉強してください。
人によって、理解する力や暗記力は違ってきます。
例えば、大学受験で英語を勉強していれば、「あー、現在完了ってこういう感じだったな」と思い出すだけなので、記憶へ定着しやすいです。
復習している感覚で参考書の勉強を進められるので、何周も同じ参考書を勉強しなくてすみますよね?
しかしゼロから英語の勉強をする人の場合、そもそも思い出すことがありません。
「現在完了とは何か」をゼロから勉強しないといけないので、記憶への定着がそれだけ遅くなります。
以上のような理由により、人ぞれぞれ必要な勉強回数は違ってくるのです。
「何回勉強したか」ではなく「ちゃんと理解できたか」ベースで考えよう
何度も繰り返し同じ参考書で勉強する目的は、教材の内容を覚えるためです。
そのため「同じ教材で何回勉強したか」で考えるのは、あまり良くないんですね。
「ちゃんと理解できたか」という基準で考えるべきなのです。
○:ちゃんと理解できたか
×:何回勉強したか
TOEICハイスコアの人は、同じ参考書を使って何度も勉強します。
なぜかというと、その方が「参考書の内容をちゃんと覚えられることを知っているから」です。
回数にとらわれず、理解度ベースで考えましょう。
これはTOEICのスコアアップを狙う上で、とても重要な考え方です。
大事なのは「参考書の内容をちゃんと覚えること」であって、参考書を何冊もこなすことではありません。
たくさん参考書を買っても、内容を覚えられなければ意味がないのです。
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特に繰り返しやるべきなのはTOEIC問題演習
特に繰り返し勉強するべきなのは問題演習です。
問題演習をすればするほどTOEICのスコアは上がる
試験対策として、学校のテスト前に過去問をたくさん解いたことはありませんか?
過去問を解くことによってテスト慣れできるので、点数が上がりやすくなりますよね。
イメージとしてはそんな感じで、TOEICも全く同じです。
たくさん問題演習をすることにより、TOEICのスコアは伸びやすくなります。
実際、僕自身もTOEIC公式問題集をはじめとする色々な模試で満点を取れるまで繰り返し勉強しました。
その結果、TOEIC900点に到達したのです。
オススメのTOEIC模試については、以下の記事に詳しくまとめました。
ぜひチェックしてみてください。
基礎学習はとりあえず8割くらいの理解度でOK
このサイトでは、
「TOEIC対策をやるには基礎学習が大事だよ」
と何度も書いています。
具体的には、
- 英文法
- 英単語
- 発音
の3つですね。
ぶっちゃけ基礎学習に関しては、8割くらいの理解度をとりあえず目指せばOKかなと。
英語の基礎を8割くらい理解した上で問題演習をすると、自分の弱点があぶり出されます。
そこを一つずつ潰していけば、基礎力も少しずつ身についていくので大丈夫です。
効果的なTOEICの勉強法については、以下の記事にまとめました。
興味があればどうぞ。
同じTOEIC参考書を繰り返し勉強するコツ
ここまで読み進めて
「1周勉強することでさえ大変なのに、何回も勉強しないといけないなんて。。。」
と思った人もいるでしょう。
そこで最後に「同じ参考書を繰り返し勉強するためのコツ」を紹介します。
この秘訣を知っているだけで、格段に参考書を繰り返し勉強しやすくなるはずです。
TOEIC参考書を繰り返し勉強するコツ
コツは全部で3つあります。
【コツ】
- とりあえず1周目を終わらせることに集中する
- 1周目で全部を理解しようとしない
- 分からなかった箇所は2周目以降に少しずつ勉強する
コツ1:とりあえず1周目を終わらせることに集中する
まずは1周目を終わらせることに集中しましょう。
分からないところは、どんどん飛ばしちゃって大丈夫です。
1周目が終わると、達成感を得られます。
例えば、TOEICの単語帳を1周勉強したら、「単語力が上がった」と実感できますよね。
この「1冊の参考書を勉強し終わった」という達成感が、勉強のやる気を促してくれるのです。
コツ2:1周目で全部を理解しようとしない
「分からない状態」はストレスになり、挫折にもつながります。
あまりにも分からないことが多いと、無力感を感じて勉強する気が起きなくなってしまいがちです。
そのため、分からない箇所は飛ばして、できるだけTOEICの勉強にストレスを感じないように注意を払いましょう。
何回も繰り返し勉強するのだから、1周目から全部理解する必要は全くありません。
全体的にボンヤリ理解するくらいで大丈夫です。
完璧を目指すのは苦しいのでやめましょう。
完璧を目指す人ほど挫折します。
コツ3:分からなかった箇所は2周目以降に少しずつ勉強する
1周目で分からなかったことは、2周目以降に少しずつ理解できるよう頑張りましょう。
先ほど、「分からない」は勉強のやる気を削ぐと書きました。
でも1周目より2周目の方が、分からない部分は明らかに少なくなっていますよね?
そのため、2周目以降であれば「分からないこと」があっても、1周目に比べるとストレスが少なくなります。
だからこそ、2周目以降は1周目で完全にお手上げだった部分を理解するのにピッタリなのです。
仮に2周目も分からなそうであれば、飛ばしちゃって大丈夫です。
3周目以降にまたトライしてみてください。
1回で理解しようとしない代わりに、何度も参考書を読むようにしてください。
何度も繰り返し勉強することにより、分かることが徐々に増えていきます。
言葉は悪いですが、真面目に1回勉強するよりも、何回もいい加減に勉強すれば良いのです。
この方が記憶への定着も良くなります。
TOEICの勉強をする気が起きなくなる場合の対処法
同じ参考書を繰り返し勉強する上でネックになりうるのが、「勉強する気が起きなくなる」ということでしょう。
そういった人は、TOEIC学習を習慣化することに力を入れてください。
例えば、歯磨きってやる気が起きなくても毎日しますよね?
やる気がなくても歯磨きをできるのは、歯磨きすることが習慣化しているからです。
TOEICの勉強を習慣化してしまえば、やる気に関係なく勉強することができます。
詳しい習慣化のやる方は、以下の記事をチェックしてみてください。
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まとめ
「TOEICの参考書を何周勉強するべきか」という視点で考えるのは良くありません。
「どれくらい理解できたかベース」で考えるべきです。
理解度には、どうしても個人差があります。
1回で理解できる人もいれば、5回目でようやく理解できる人もいます。
そのため、「同じ教材を〇〇周勉強してください」という明確な回答はできないのです。
理解できるまで、繰り返し勉強しましょう。
効果的な勉強法については以下の記事にまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
参考になれば嬉しいです。
では!