「オンライン英会話ってTOEIC対策に効果あるのかな?」
結論から言うと、オンライン英会話でやるTOEIC対策は意味ないです。
全くオススメしません。
この記事では
- オンライン英会話がTOEIC対策に効果がない理由
- ただしTOEIC対策はオンライン英会話をやる上に重要である
という話を詳しくまとめてみました。
この記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
オンライン英会話はTOEIC対策に効果はありません
TOEIC対策として、なぜオンライン英会話は効果がないのか。
理由はたった1つです。
オンライン英会話がTOEIC対策に効果がない理由
なぜ効果がないかというと、TOEICとオンライン英会話では、鍛えることのできる英語力が違うからです。
TOEICで鍛えられるスキルは、リスニング・リーディング力。
【TOEICで向上できるスキル】
〇:リスニング
〇:リーディング
一方、オンライン英会話で鍛えられるのはスピーキングとリスニングです。
リーディング力は鍛えられないので、オンライン英会話を受けてもTOEICリーディングパートのスコアは上がりません。
【オンライン英会話で向上するスキル】
〇:スピーキング
△:リスニング
オンライン英会話で向上スキルとして、なぜリスニングを△に分類しているかというと、TOEICとオンライン英会話ではリスニングする内容が違うからです。
TOEICで扱うトピックは、
- 駅や空港でのアナウンス
- 会社の会議
- レストランやスーパーでのやりとり
など、ビジネスシーンや日常生活で最低限必要な英語です。
一方、オンライン英会話は
- 趣味
- 自分が選考している学問
- 仕事に対する考え方
など、TOEICよりも扱うトピックが幅広いです。
TOEICは限られたトピックしか出題されません。
そのため、TOEICに出題されやすい限られたトピックを集中的にリスニングした方がスコアは伸びやすいというわけです。
オンライン英会話の広告は信用するな
オンライン英会話サービスの
「オンライン英会話でTOEIC対策をして200点上がりました!」
みたいな広告を見たことがある人もいるでしょう。
しかし、これはウソなので信じちゃダメです。
どう考えても、オンライン英会話だけではTOEICのスコアは上がりません。
ほぼ確実にオンライン英会話と並行して、TOEICに特化した勉強をしているはずです。
なぜならTOEICとオンライン英会話では、鍛えることのできる英語力が違うから。
鍛えられる英語力が違うのだから、オンライン英会話でTOEIC対策をしても意味はありません。
オンライン英会話業界が「TOEICのスコアが〇〇点上がりました〜」と宣伝するのは、オンライン英会話の効果を得られるTOEICのスコアが高い人だけ集客しても十分な利益を得られないからでしょう。
だから、TOEICのスコアが低くて英語学習のノウハウをあまり分かっていない人にも宣伝して、利益を確保しているというわけです。
TOEICのスコアを上げたいならTOEICに特化した対策をしよう
TOEICのスコアを上げたいのなら、TOEICに特化した対策をしましょう。
その方が確実にTOEICのスコアは上がります。
「英会話もできるようになりたいから、オンライン英会話でTOEIC対策すれば一石二鳥じゃん!」
と思ってる人が意外と多いのですが、それは逆に遠回りです。
仮にスコアが上がったとしても、勉強効率が悪いことはまず間違いありません。
オンライン英会話によるTOEIC対策は、非常に効率が悪いのです。
最速でTOEICのスコアを伸ばすためにも、TOEICの参考書を使ってTOEIC対策をしてください。
勉強法については以下の記事に詳しくまとめました。
興味があれば、チェックしてみてください。
スポンサーリンク
TOEIC対策はオンライン英会話に効果的
オンライン英会話はTOEIC対策に効果がありませんが、TOEIC対策はオンライン英会話に効果があります。
TOEIC対策がオンライン英会話に効果的な理由
なぜTOEIC対策はオンライン英会話に効果があるのかというと、理由は2つあります。
理由1:リスニング力が低いと相手の言っていることを聞き取れない
TOEICができないということは、リスニング力が低いことを意味します。
リスニング力が低いのに、相手の言っていることを理解できると思いますか?
どう考えても無理ですよね。
リスニング力を鍛えなければ、英会話はできないのです。
理由2:リーディング力が低いと相手の発言の意味を理解できない
TOEICができないということは、リーディング力が低いことも意味します。
リーディング力が低い状態で、相手の発言の意味を理解することができると思いますか?
どう考えても無理だと思います。
ある程度のリーディング力がないと、英会話はできません。
さらに言えば、「リーディング力が低い=語彙力・文法力がない」ということなので、自分が言いたいことも伝えられないんですよね。
最低限のリスニング・リーディング力がないとオンライン英会話をやっても無駄
最低限のリスニング・リーディング力がないと、オンライン英会話の先生が言っていることが分かリマセン。
相手の言っていることが分からないばかりか、自分が言いたいことも伝えられません。
要するに、TOEICである程度のスコアを取れないレベルだと、オンライン英会話を受けても無駄ということです。
これが
「オンライン英会話はTOEIC対策に効果がないけど、TOEIC対策はオンライン英会話に効果がある」
と僕が言っている理由です。
効果的にオンライン英会話を活用するには、TOEIC対策がとても効果的なのです。
オンライン英会話を効果的にやるために必要なTOEICスコア
オンライン英会話を効果的にやるには、最低でもTOEIC600点が必要です。
できれば700点、理想は800点ですね。
TOEIC600点未満でオンライン英会話を受けると
- 先生が何を言っているかも分からない
- 自分が言いたいことも言えない
など散々な結果に終わります。
なので、まずはTOEIC600点を目指しましょう。
TOEIC600点を取ってからオンライン英会話を受けた方が、確実に英会話の上達は早いです。
悪いことは言わないので、まずはTOEIC対策に力を入れましょう。
それが1番の近道です。
TOEIC600点以上であれば、以下の記事を参考にオンライン英会話を使ってみましょう。
僕がオンライン英会話初心者の頃、よくやっていた勉強法です。
とても効果的な使い方なので、ぜひチェックしてみてください。
あわせて読みたい
まとめ
僕がこの記事を通して言いたかったのは
- オンライン英会話でTOEIC対策をやっても意味がない
- TOEIC対策はオンライン英会話をやる上でとても役立つ
の2点です。
TOEICのスコアを上げたいのなら、TOEICに特化した勉強をやりましょう。
わざわざオンライン英会話を利用して、TOEIC対策をする必要なんてありません。
英会話をする上でリスニング・リーディング力は必須なので、TOEICで勉強したことは無駄にはなりません。
むしろオンライン英会話をする上でとても役に立つので、TOEICの勉強はしておきましょう。
参考になれば嬉しいです。
では!