“英語を使った仕事がしたい”はダメな目標の典型例

“英語を使った仕事がしたい”はダメな目標の典型例“英語を使った仕事がしたい”

この前、僕の友人からそんな相談を受けました。僕の友人だけでなく、“英語を使った仕事がしたい”ってよく聞く話だと思うんですよね。

気持ちは分かります。たぶん日本人の大半は英語が得意ではないので、英語ができるだけで特別に見えてしまい“英語を使う”ということに憧れを持ってしまうのではないかと思います。

しかし、僕は“英語を使った仕事をしたい”という話を聞くたびに少し違和感を覚えてしまうのです。この記事では、世間でよくいう“英語を使った仕事をしたい”に対する僕の考えをまとめました。

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◎“英語を使った仕事をしたい”は本質的じゃない

僕は“英語を使った仕事をしたい”という動機に関しては正直言ってあまり好きじゃないです。

なぜかというと、英語とはあくまでも補助的に使うものだからです。補助の部分をメインの仕事にしたいってどういうことなんですかって思ってしまうんですよね。

ではいくつか例を挙げて説明します。

・薬剤師の場合

僕のメインの仕事は薬剤師です。外国人患者に薬の説明をする際は英語を使います。しかし、この時に最も重要なことは英語ではありません。

あくまでも重要なのは薬の知識であって、英語はあくまでもその知識を伝える手段に過ぎません。

薬剤師⇒本質[薬の知識]×補助[英語]

これは僕だけに当てはまることではなく、ほとんどのビジネスパーソンに当てはまるのではないでしょうか。

・営業の場合

例えば、自社製品Aを売るために外国企業に営業をかける人だったら、英語を流暢に使うことより自社製品をどれだけ魅力的に伝えるかという戦略を考えることの方がよっぽど重要でしょう。これも英語は伝える手段に過ぎません。

営業⇒本質[戦略]×補助[英語]

・英語の先生の場合

英語の先生もそうです。英語を使う仕事の代表格と思われがちの英語の先生だって英語がメインではなく、先生の本質的な役割は生徒に分かりやすく教えることです。つまり、英語の先生は英語を分かりやすく教えるという技術が最も重要なのです。

英語の先生⇒本質[教える技術]×補助[英語]

・語学学校の場合

語学学校だってそうです。語学学校に勤務していれば英語を使うことは頻繁にあるでしょう。しかし、メインとなるのはより良い勉強環境を提供し、生徒の語学力を向上させることのはずです。

語学学校⇒本質[生徒の語学力向上]×補助[英語]

このように、英語を使える仕事というのはたくさんあります。しかし、あくまでも英語はメインの仕事に対して、補助的に使う場合が多いのです。

何が言いたいかというと、“英語を使った仕事をしたい”というのは最も重要なメインの仕事を無視してしまっている考え方であるということです。


◎“英語を使った仕事がしたい”だと行き詰まる

これまで書いてきたように、英語はあくまでも補助的な役割であることが多いです。では“英語を使った仕事がしたい”という目標のまま突き進むとどうなるのでしょうか。

僕は“あれっ、たしかに英語を使う仕事をしているけどなんか違う”と行き詰まることになるのではないかと思います。なぜかというと、自分のやりたいことと仕事の本質がマッチングしていないからです。

例えば営業はそんなに好きじゃないけど、海外のクライアントに営業をしなければならない機会が数多くある会社があるとします。

英語を使った仕事をしたいと考えた人が、この会社で働き始めたらどうでしょうか?当然、営業は好きではないので、たとえ英語が使える仕事だったとしても嫌になってしまうでしょう。

これが“あれっ、たしかに英語を使う仕事をしているけどなんか違う”と思うようになると僕が考える理由です。


◎本質を考えよう

では行き詰まらないようにするには、どうすれば良いのでしょうか。それは本質を真剣に考えるということに尽きるのではないかと思います。

“英語を使った仕事がしたい”という目標は正直あやふや過ぎます。英語はあくまでもコミュニケーションの手段です。

そのため、もっと具体的に考えたほうが良いでしょう。つまり、○○な仕事がしたい⇒だから英語が必要だという考え方をする必要があると僕は思うのです。

この考え方は、自分のやりたいことがベースになっているので“あれっ、せっかく英語を使った仕事に就いたのになんか違う”ということになりにくくなるからです。

“英語を使った仕事がしたい”という目標だと、英語を勉強しよう⇒でも英語を使う仕事はどんなものがあるのだろうという思考プロセスになります。

思考プロセス全体があやふやなため、それに伴いゴールもあやふやになってしまいます。その結果、遅かれ早かれ行き詰まってしまうのです。

話は変わりますが、僕が留学した語学学校にはビジョンが明確な人が多かったです。僕はその時にビジョンを真剣に考えることの大切さが分かった気がしました。

なぜなら彼らは短期で英語力を爆発的に上げていたし、何より生き生きと人生を歩んでいるように見えたからです。

“英語を使った仕事をしたい”というのは“パワーポイントを使った仕事をしたい”と言っているのとそんなに変わりません。

手段にフォーカスするのではなく、本質を考えることが何よりも重要なのではないでしょうか。

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