「TOEIC L&RとTOEIC S&W、どっちの方が役に立つんだろう?」
たしかに、気になりますよね。
TOEIC L&Rは、リスニング・リーディングの試験。
TOEIC S&Wは、スピーキング・ライティングの試験ですが、どっちのスコアも重要そうに感じるかと思います。
そこでこの記事では
- TOEIC L&RとTOEIC S&Wどっちが就活・転職で役立つのか
- 最低でもどれくらいのスコアを目指すべきか
についてまとめてみました。
本記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
「TOEIC L&R」と「TOEIC S&W」どっちが就活・転職で役立つのか
結論から言うと、TOEIC L&Rの方が就活・転職では役に立ちます。
TOEIC L&Rの方が就活・転職で役に立つ理由
TOEIC L&Rの方が就活・転職で役に立つのは、「TOEIC L&Rの方が有名な試験だから」です。
TOEICには
- TOEIC L&R
- TOEIC S&W
- TOEIC Bridge
がありますが、一般的に「TOEIC = TOEIC L&R」のことを指します。
採用担当がTOEIC S&Wを知らないこともある
実は採用担当者の中には、TOEIC S&Wの存在を知らない人もいます。
以前、転職活動をしていたとき、僕は「TOEIC L&R」と「TOEIC S&W」のスコアを履歴書に書いていました。
しかし、採用担当から衝撃の一言が。
「TOEIC S&Wってなんですか?」
それくらい「TOEIC S&W」は、まだまだマイナーな試験なのです。
その証拠に受験者数には大きな差があります。
TOEIC L&Rは毎月10万人くらいが受けますが、TOEIC S&Wは1000人前後しかいません。
ポイント
TOEIC L&Rの方がメジャーな試験
就活・転職で有利になりたいならTOEIC L&Rを重点的に勉強しよう
したがって、就活・転職でTOEICのスコアを使いたい場合は、TOEIC L&Rの勉強をしましょう。
TOEIC L&Rの勉強をしておけば間違いないです。
採用担当でTOEIC L&Rを知らない人はほぼいないので、TOEIC L&Rでハイスコアを取っておけば有利になります。
より詳しい勉強法については、以下の記事にまとめました。
ぜひチェックしてみてください。
TOEIC L&Rのオススメ目標スコア
就活・転職でTOEIC L&Rのスコアを使いたい場合は、どんなに低くても600点は必要です。
TOEIC600点が履歴書に書ける最低ラインなので、それ未満だと意味がありません。
そして、TOEIC700点くらいから少しずつ就活・転職で有利になっていきます。
英語をバリバリ使う企業で働きたい人は、TOEIC800点を目標にしましょう。
TOEICのスコア別の評価は、以下の記事にまとめました。
目標設定に役立つと思うので、興味があれば読んでみてください。
あわせて読みたい
スポンサーリンク
TOEIC S&Wも就活・転職に役立つ
ただし、
「TOEIC S&Wの受験は意味ない」
と言っているわけではありません。
TOEIC S&Wも就活・転職で役に立ちます
TOEIC S&Wのスコアも就活・転職で役に立ちます。
あくまでも、
「TOEIC L&Rのスコアに比べたら役に立たない」
というだけです。
実はTOEIC L&Rのスコアが高くても、英語を話せない人はたくさんいます。
これは企業の採用担当者も知っていることです。
なので、TOEIC L&RのスコアとTOEIC S&Wのスコアを一緒に履歴書へ書ければ、「TOEIC L&Rのスコアだけ高い人ではない」ことをアピールできるのです。
もちろん、TOEIC S&Wの知名度はそこまで高くないので、TOEIC S&Wを知らない採用担当者もいるでしょう。
しかし、面接の中で
「TOEIC S&Wのスコアを見ていただければ分かるように、英語もちゃんと話せます」
と、根拠を持ってアピールすれば良いだけの話です。
TOEIC S&Wの知識は仕事で役に立ちやすい
TOEIC S&Wで勉強することは、仕事でかなり役立ちます。
例えば、
- 英語によるメールのやり取り
- 外国人の同僚とのコミュニケーション
などが必要な環境であれば、TOEIC S&Wで勉強したことは非常に役立つでしょう。
このような理由により、TOEIC S&Wの受験も決して無駄にはなりません。
むしろ仕事において、必ず活きてきます。
就活・転職で使うのならTOEIC L&Rの受験を優先すべきです。
しかし、余裕があるならTOEIC S&Wの受験もやった方が良いでしょう。
TOEIC S&Wのオススメ目標スコア
TOEIC S&Wのおすすめスコアとしては
- スピーキング:160点
- ライティング:170点
くらいが良いかなと個人的には思っています。
スピーキング160点は、
- 意見を述べたり、複雑な要求に応えられる最低ライン
- 時折間違いがあるものの、コミュニケーションを妨げるほどではない
といったレベル。
そしてライティング170点は
- おおむね的確な英語を書ける
- ミスもみられるが、一貫性のある主張をできる
レベルです。
これくらいのレベルであれば、英語力が就活・転職で武器となると思います。
より詳しいスコア別の目安は、以下の記事にまとめました。
目標スコアの設定の参考にしてみてください。
受験する順番はTOEIC L&R→TOEIC S&Wがおすすめ
もしかしたら、
「面接では英会話力をアピールしたいから、TOEIC S&Wをメインに受けよう!」
と思った人もいるかもしれません。
けど、それはやめた方が良いです。
TOEIC L&Rから受験した方が良い件
英会話力を鍛えたい人も、TOEIC L&Rから受験した方が良いです。
なぜかというと、TOEIC L&Rが分からない人がTOEIC S&Wを受けても、問題を解けないから。
リスニングとリーディングが分からないと、相手の言っていることを理解できません。
つまり、会話なんてできないんですね。
ある程度のリスニング・リーディング力がなければ、スピーキング・ライティングはできないのです。
より詳しくは、以下の記事をどうぞ。
まずは基礎固めとしてTOEIC L&Rの受験をしましょう
ここまで読み進めて、「TOEIC L&Rの受験を先にした方が良い」ということは分かっていただけたかなと。
理由としては2つあって
- 就活・転職で役立つから
- 基礎固めにピッタリな試験だから
です。
TOEIC S&Wの受験をするにしても、せめてTOEIC L&Rで700点くらいを取ってからの方が良いでしょう。
その方がスムーズにTOEIC S&Wの受験をできます。
まずはTOEIC L&Rを受験して、基礎を固めてください。
スポンサーリンク
まとめ
就活・転職では、TOEIC L&R・TOEIC S&Wどっちの方が役に立つか。
完全にTOEIC L&Rの方が役に立ちます。
なので、まずはTOEIC L&Rの受験に力を入れてください。
最低でも600点、できれば800点を目指しましょう。
参考になれば嬉しいです。
では!