「TOEICのスコアに有効期限ってあるのかな?
就活(転職)でアピールしたいから、TOEICスコアの正しい書き方を知りたい」
たしかに、「TOEICは有効期限がある」というウワサもあるので、履歴書に書く場合は気になるポイントですよね。
そこでこの記事では
- TOEICのスコアに有効期限はあるのか
- 履歴書へのTOEICスコアの正しい書き方
- 履歴書に書くときの注意点
についてまとめてみました。
本記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
TOEICのスコアに有効期限はない
結論から言うと、TOEICのスコアに有効期限はありません。
一度取得したら、いつまで経っても公式スコアとして認められます。
「TOEICのスコアに有効期限がある」という噂はウソ
よく
- TOEICのスコアは有効期限が2年しかない
- 一定期間が過ぎると無効になる
といった話を聞きます。
しかし、それはただのウワサです。
何年前のスコアであろうと、無効になることはありません。
TOEICのスコアに有効期限など存在しないのです。
これはTOEICの公式ページにも書かれています。
その証拠に「有効期限はありません。」とハッキリ書かれていますよね?
参照:TOEIC 公式ページ
TOEICのスコアに有効期限があるという噂が広まった理由
繰り返しになりますが、TOEICのスコアに有効期限はありません。
では、なぜ「TOEICのスコアには有効期限がある」というウワサが流れたのでしょうか?
僕は2つ理由があると考えています。
理由1:TOEICスコアの"再発行期限"と"有効期限"が勘違いされた
TOEICスコアに有効期限はないのですが、再発行期限はあります。
要するに、スコアが書かれたシートを再度発行してもらう期限ですね。
この再発行期限が、実は2年なのです。
そのため、再発行期限が2年なのに、いつの間にか「有効期限が2年」と勘違いされてしまった可能性があります。
理由2:企業の求めるTOEICスコアが期限つきの場合がある
履歴書に
「2年以内に取得したTOEICスコアを記載してください」
と求める企業もあります。
そこから派生して、「TOEICのスコアには有効期限がある」というウワサが広がった可能も考えれらるかなと。
ちなみに、この場合はいくらTOEICスコアに有効期限がないといっても、企業が要求する有効期限を過ぎているので、企業へのアピール効果は弱まります。
履歴書にTOEICスコアを書く場合はできるだけ最近のものが望ましい
ただし、履歴書にTOEICスコアを書く場合は、できるだけ最近のものが望ましいです。
英語力は勉強していないと落ちる
なぜなら、勉強しないと英語力は落ちるから。
僕自身、TOEIC900点・通訳案内士資格を持っていますが、少し英語を使わないとスッと英語が出てこなくなってしまいます。
例えば、「10年前のTOEICスコア」と「1年前のTOEICスコア」を比較した場合、1年前のスコアの方が信頼性があるのは直感的に分かりますよね?
それを企業側もよく分かっているのです。
もし自分が採用担当だった場合を想像してみましょう。
10年前のTOEICスコアが記載された履歴書を見たら、「この人はまだちゃんと英語ができるのだろうか」と感じるはずです。
昔のTOEICスコアしか持っていないなら再受験がオススメ
TOEICスコアを取ったのが5年以上前で、就職活動や転職活動でTOEICスコアを利用したいなら、再受験するのがオススメです。
再受験した方が、確実に自分の実力をアピールできます。
効果的な勉強法については、以下の記事に詳しくまとめました。
ぜひチェックしてみてください。
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TOEICスコアの正しい履歴書への書き方
最後に
TOEICスコアを履歴書へ正しく書く方法
について解説します。
履歴書にTOEICスコアを書くときの注意点
履歴書にTOEICスコアを書くときは、以下の3点に注意しましょう。
注意点1:TOEICの種類をちゃんと書く
TOEICは複数の種類があります。
- TOEIC L&R
- TOEIC S&W
- TOEIC Bridge
の3種類です。
なので、どのTOEICのスコアなのかちゃんと書いてください。
ちなみに、TOEIC Bridgeは英語初心者向けの試験なので、履歴書に書いてもアピールになりません。
TOEIC L&RのスコアまたはTOEIC S&Wのスコアを書きましょう。
TOEICの種類については以下の記事に詳しくまとめたので、興味があればどうぞ。
注意点2:技能ごとにスコアを書く
技能ごとにスコアを書きましょう。
TOEIC L&Rであれば、リスニングのスコアとリーディングのスコアを。
TOEIC S&Wなら、スピーキングのスコアとライティングのスコアを書いてください。
トータルのスコアだけ書くのはNGです。
注意点3:企業が求める期限内のスコアを書く
企業によっては
「2年以内のTOEICスコアを書いてください」
と要求してくる場合があります。
その場合は、期限内のスコアを書きましょう。
再受験する余裕があるのなら、再受験することをオススメします。
もし新たに受験している時間がないようなら、古いスコアを書いてしまうのも選択肢としてはアリでしょう。
「古いスコアなら書かない方が良い」という考え方もあると思いますが、僕なら書いちゃいますね。
なぜかというと、「以前はTOEIC〇〇点の実力はあった」という証明になるからです。
スコアを書かないと全くアピールできませんが、とりあえず書いておけば少しはアピールになるかなと。
ただし、「"2年以内のTOEICスコアを書いてください"と言ってるのに、なんで古いスコアなんか書いてるんだ」と思われる可能性もゼロじゃないので注意してください。
心配なら、面接の時に口頭で「昔はTOEIC〇〇点だった」とアピールするのも良いと思います。
TOEICスコアの履歴書への記載例
TOEICのスコアを履歴書に書く際は、以下のように書きましょう。
具体的には、こんな感じで書いてください。
【例】
- 2019年 6月 TOEIC L&Rテスト 900点取得(Listenig:450 Reading:450)
- 2019年 6月 TOEIC S&Wテスト 340点取得(Speaking:160 Writing:180)
日付+TOEICの種類++スコア+パート別のスコアの順で書くのがオススメです。
履歴書でアピールできるTOEICスコアは最低でも600点
ちなみに、履歴書でアピールできるTOEIC L&Rのスコアは最低でも600点からです。
TOEIC600点がスタートラインで、700点で少し有利に、800点でかなり有利、そして900点で非常に有利になるといったイメージですね。
TOEIC600点未満だと、アピールになることはまずありません。
TOEIC600点を超えていないなら、履歴書には書かなくて良いでしょう。
TOEIC L&Rのスコア別の評価については以下の記事に詳しくまとめたので、興味があればどうぞ。
あわせて読みたい
TOEIC S&Wのスコア別の評価については、こちらの記事です。
まとめ
TOEICスコアに有効期限はありません。
期限があるのは、スコアシートを再発行する期限です。
ただし、企業によっては「〇〇年以内のTOEICスコアを記載してください」と要求してくることがあります。
この場合は、いくらTOEICスコアに有効期限がないといっても、履歴書には書けないので注意してください。
参考になれば嬉しいです。
では!