「TOEICリスニングパートのスコアが伸び悩んでいる。。」
そんな人には、ぜひ発音学習をしてほしいなと。
TOEICリスニング対策の参考書を読んでいると、発音の重要性について書かれていることが少ないです。
しかし、実はTOEICのリスニング対策に発音学習は必須なのです。
発音学習なしで、リスニングパートのスコアアップはかなり厳しいでしょう。
そこでこの記事では
- 発音学習をしないとTOEICリスニングパートのスコアが上がりにくい理由
- 発音の効果的な勉強法
についてまとめてみました。
この記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
TOEICリスニングは発音学習をしないとスコアアップしにくい件
「英会話の勉強でもないのに、なんで発音の勉強をする必要があるの?」
と思った人もいるでしょう。
しかし、僕がこのように言う理由はちゃんとあります。
発音学習なしでTOEICリスニングのスコアが上がらない理由
日本語の発音と英語の発音は全く違います。
全く違う発音であるがゆえに、TOEICリスニングパートを聞き取れないのです。
発音学習をしたことがない人は、英語を聞いた時に日本語の発音へ強引に置き換えてしまいます。
例えば、
- The → ザ
- Right → ライト
- Sea → シー
みたいな感じです。
本当は「The」を「ザ」とは発音しないですし、「Right」も「ライト」ではありません。
「Sea」も「シー」とは発音しないのです。
このように本当は違う発音にもかからわず、強引に日本語へ変換してしまうことが、TOEICリスニングパートを聞き取れない大きな原因となっています。
日本語と英語の発音は共通点がほとんどない
もしかしたら、「絶対にTheは、ザって聞こえるよ!」と思っている人もいるかもしれません。
けど、それは勘違いです。
日本語と英語の発音は、共通点がほとんどありません。
英語には43個の音があるのですが、このうちの何個が日本語と同じ音だと思いますか?
なんと、たったの「5〜6個」です。
つまり、日本人にとって「英語の発音はほとんど馴染みのない音」と言っても過言ではありません。
これだけ共通点がないと、「だから英語が聞き取りにくいのか」と納得がいきませんか?
だからこそ、TOEICリスニングパートのスコアを上げるには、発音をしっかり勉強する必要があります。
カタカナ英語のままでは、リスニング力は鍛えられません。
カタカナ英語を卒業することが、TOEICリスニングパートのスコアを上げるためのカギなのです。
発音学習をした人と発音学習をしていない人の違い
ここまで読み進めた人は、「発音学習をするとリスニング力が上がる」ということは分かっていただけたと思います。
では、「発音学習をした人」と「発音学習をしていない人」で、具体的にどのように違うのでしょうか。
「Right (右)」という英単語を例に解説します。
発音学習をしていない人は、以下のステップでリスニングしています。
【発音学習をしていない人】
- 「Right」と聞こえる
- 「Right」か「Light」のことだな
- 文脈から考えると「Right」だな
- 意味は「右」だ!
4ステップもあるので、かなり集中していないと英語を聞き取ることができません。
正直、このように英語を聞いていると大変です。
けど、発音学習している人は違います。
発音学習をしている人は、このように英語を聞いています。
【発音学習をしている人】
- 「Right」と聞こえる
- 「Right」だな
発音学習をしていると、このように英語を英語のまま理解できるようになります。
その結果、文脈から意味を把握する作業が必要ないので、ストレスなく英語を聞き取れるわけです。
このように、発音を勉強しているか・していないかで、リスニング力に差が出てきます。
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TOEICリスニングパート対策にオススメの発音学習参考書
次にオススメの発音学習の参考書を紹介します。
オススメの発音学習参考書
発音は以下の2冊を使って勉強しましょう。
この2冊を使えば、TOEICリスニングパートのスコアはちゃんと上がります。
1:フォニックス<発音>トレーニングBOOK
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発音の基本ルールを学ぶのにオススメの参考書です。
簡単な言葉で解説されているので、初心者にピッタリな参考書ですね。
さらに言うと、発音する際の口の形や舌の動かし方もイラスト付きで解説されているため、視覚的にも分かりやすいです。
発音の勉強をするなら、これを買っておけば間違いないです。
これ以上に良い参考書は、僕の知る限りですね。
本当にオススメの発音学習の教材です。
2:<フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本
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リンキングや音の消失など、英語特有の音の変化について学べる参考書です。
TOEICリスニングパートの音源を聞いていると
「知っている英語のはずなのに聞き取れなかった。。」
なんてことはないですか?
この不思議な現象が起こるのは、英語の音が変化しているからです。
例えば、DJ が「チェケラ」とよく言ってますが、これは「Check it out」が変化して「チェケラ」に聞こえています。
こういった音の変化を学ぶと、リスニング力は一気に上がるのです。
音の変化を学べる参考書は少ないので、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに、音の変化については以下の記事に詳しくまとめたので、興味があればどうぞ。
TOEICリスニングパートのスコアが上がる効果的な発音勉強法
発音の勉強に関しては、以下のステップで進めましょう。
【発音の勉強法】
- フォニックスで発音ルールを学ぶ
- TOEICリスニング参考書の音源を聴く
- 音源をマネて音読する
1:フォニックスで発音ルールを学ぶ
まずは最低限の発音ルールを学びましょう。
発音ルールを学ばないことには始まりません。
先ほど紹介した参考書は、サクッと勉強できます。
早い人だと3・4日、遅くても1週間くらいで終わるかなと。
1つ注意点として挙げたいのは、ちゃんと発音できているか確認しながら勉強を進めることです。
"発音できたつもり"ではダメです。
確認方法については、以下の記事をどうぞ。
あわせて読みたい
2:TOEIC参考書のリスニング音源を聴く
発音のルールを学んだら、TOEIC参考書のリスニング音源を聴きましょう。
今まで学んだ発音ルールを意識しながら聞いてみてください。
発音を勉強する前と後では、英語の聞こえ方が違うはずです。
TOEICリスニングの参考書に関しては、以下の記事で紹介しているので興味があればどうぞ。
3:音源をマネて音読する
何回かリスニング音源を聴いたら、リスニング音源をマネしながら音読しましょう。
音読することによって、より発音のルールが頭に定着します。
さらに言えば、音読には「英語を英語のまま理解できるようになる効果がある」ので、もっとリスニング力を鍛えることができるのです。
以上の3ステップで勉強すると非常に効果的なので、ぜひトライしてみてください。
まとめ
英語と日本語では、発音がかなり違います。
そのため、TOEICリスニングパートでハイスコアを狙うには、発音の勉強は避けて通れません。
以下のステップで、しっかりと勉強しましょう。
【発音の勉強法】
- フォニックスで発音ルールを学ぶ
- TOEICリスニング参考書の音源を聴く
- 音源をマネて音読する
TOEICリスニングパートの効果的な勉強法については、以下の記事にまとめました。
あわせて読むと効果的です。
参考になれば嬉しいです。
では!