「TEDを使って効果的にリスニング力を上げられないかな?」
その気持ち、よく分かります。
確かにTEDみたいな面白いコンテンツで勉強できたら良いですよね。
僕は英語学習の教材として、たまにTEDを使っています。
そこでこの記事では、TEDを使った効果的な勉強法についてシェアしたいと思います。
この記事を書いている僕は、TOEIC900点・通訳案内士の資格を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
TEDを使った効果的なリスニング勉強法
TEDを使ったリスニングの勉強法は、以下のステップで進めましょう。
【勉強法】
- 好きなスピーチを見つける
- スピーチで使われている英語を理解する
- 英語字幕で何度も聴く
- 音読する
- シャドーイングする
1:好きなスピーチを見つける
リスニング力をアップさせるには、何度も繰り返し聴くことが重要です。
なので、
「何度も聴きたい!」
と思えるスピーチを最初に探しましょう。
ちなみに、5分程度で終わるスピーチがオススメです。
5分くらいなら繰り返し勉強するのも苦じゃないですが、10分・15分の長さになるとダルさが勝ってきます。(←経験談)
「探すのが面倒。。。」
という場合は、後ほど僕のオススメを紹介するので、そちらを参考にしてください。
公式ページ
2:スピーチで使われている英語を理解する
スピーチで使われている英語を最初にちゃんと理解しましょう。
スピーチを視聴する画面の下に、"Transcript"ボタンがあるのでクリックしてください。
そうすると言語設定を変更できるので、▼を押してENGLISHを選択しましょう。
そうすると、日本語訳が全て英語になります。
まずは、この英語を品詞分解しつつ読んで、内容をしっかり理解してください。
内容を理解していない英語をたくさん聴いても、リスニング力は上がりません。
なので、このステップは手を抜かないようにしましょう。
リスニング力だけでなく、リーディング力のアップも期待できます。
3:英語字幕で何回か聴く
内容を理解したら、英語字幕で何回かスピーチを聴きましょう。
画面下の方に吹き出しのようなボタン(赤丸のところ)があるので、そこをクリックしてください。
クリックすると以下のような画面になるのでEnglishを選択。
そうすると、英語字幕に変わります。
4:音読する
何回か英語字幕でスピーチを聴いたら、画面下のTranscriptを見ながら音読しましょう。
スピーチを真似しながら、音読するのがポイントです。
発音やイントネーションをできるだけ近づけるよう意識しながら音読しましょう。
スラスラと音読できるまで練習するのが理想です。
ちなみに、発音の勉強をしたことがない場合は、以下の記事を参考に勉強することをオススメします。
最低限の発音ルールを知らないと、リスニング力は上がりづらいです。
5:シャドーイングする
最後のステップは、シャドーイングです。
スラスラ音読できるようになったら、シャドーイングしましょう。
「シャドーイングって何?」
という人のために説明しておくと、シャドーイングとは、英文を見ずにリスニング音声を聞いて、少し遅れて復唱する勉強法です。
イメージとしては以下のような感じ。
【シャドーイング】
音声:She is an English teacher.
自分: She is an English teacher.
シャドーイングを繰り返すことにより、英語を英語のまま理解できるようになります。
僕はこれを「英語脳」と呼んでいるのですが、英語脳が作られた結果、リスニング力がアップするのです。
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リスニングの勉強にオススメなTED
次に、僕がオススメしているTEDのスピーチを紹介していきます。
1:ジェイウォーカーが語る世界の英語熱
英語学習がテーマのスピーチ。
20億もの人が英語を学んでいる理由
について話してくれています。
時間も4分ちょっとで聴き込むのにピッタリです。
そして、英語を学ぶモチベーションもアップしやすいですね。
きっと視聴した後、
「英語の勉強、頑張ろう!」
と思うはずです。
個人的には1番オススメ。
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2:マット・カッツの30日間チャレンジ
何かを始めてみたものの、三日坊主になってしまったことはありませんか?
そんな人は、「マット・カッツの30日間チャレンジ」がオススメです。
このスピーチには、
「人生をより充実させるために重要な要素がギュッと詰まっているなぁ」
と思います。
3分ちょっとで視聴できるので、聴き込むのにピッタリです。
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3:リチャード・ジョン 成功とは終わりのない旅である
「なぜ成功者は、成功した後に失敗してしまうのか」
がテーマ。
スピーカーのリチャード・ジョンは
「成功とは一方通行ではなく、終わりのない旅である」
と言います。
彼の貴重な体験を元にスピーチしているので、個人的にとても興味深いスピーチでした。
これも4分弱のスピーチなので、リスニングの練習にピッタリです。
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4:エイミー・カディ「ボディランゲージが人を作る」
「どうやったら自信を持てるか」
がテーマ。
このスピーチを視聴したら、人生が大きく変わる人もいるかもしれない
そんな動画となっています。
20分くらいあるので、上級者向けかなと。
短いスピーチを視聴した後に、チャレンジするのがオススメです。
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5:メグ・ジェイ 30歳は昔の20歳ではありません
「20代の10年間は、とても大事だよ」
というテーマ。
20代の人は必ず視聴しましょう。
良い刺激を必ずもらえると思います。
逆に30代以上の人は、ちょっと落ち込むかもしれません(笑)
公式ページ
TEDよりもTOEIC受験の方がリスニング力は伸びやすい
TEDでリスニングの勉強をするのは、選択肢としてはアリだと思います。
けど、効率的にリスニング力を上げたいのであれば、TOEIC L&Rを受験した方が絶対に良いです。
TEDだと「聞き取れるようになった」と錯覚してしまう可能性がある
TEDのスピーチだけ聴いているだけでは
「英語を聞き取れるようになった」
と錯覚してしまう可能性があります。
一方、TOEIC L&Rを受験する場合は、リスニング力がないとスコアが上がらないようになっています。
つまりTOEIC L&Rの受験であれば、
「英語を聞き取れるようになった」
と錯覚しづらいのです。
TOEIC L&Rの受験は英語の基礎学習にピッタリ
TOEIC L&Rを受けるメリット・デメリットを徹底解説するという記事でも書きましたが、TOEIC L&Rは英語の基礎学習にピッタリです。
TOEICのスコアを上げる勉強をしていけば、英語の基礎が自然と身につくように作られています。
さらに言うと、TOEICのスコアが高ければ、就活や転職でも役立ちます。
実際、TOEIC700点を取れれば、希望する会社に転職でき、年収もアップするというデータもあるくらいです。
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以上のような理由により、
「早くリスニング力をアップさせたい!!」
という人は、TOEIC受験を強くオススメします。
詳しい勉強法については、以下の記事をどうぞ。
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まとめ
以上がTEDを使ったリスニング勉強法でした。
TEDを教材として使えば、楽しく勉強できるので、ぜひトライしてみてください。
ただし効率を考えると、TOEIC L&Rの受験に軍配が上がります。
- 楽しさを取るか
- 効率を取るか
を軸に、各自で勉強方針を決めましょう。
個人的には、
- TOEIC L&Rの受験
- TED
の流れで勉強することをオススメします。
この流れの方が、英語の基礎もしっかり身につくし、TEDをより楽しめると思います。
参考になれば嬉しいです。
では!