「英文法の勉強って本当に必要なのかな?」
「英文法の勉強なんて必要ない!!」と言う人もいるので、たしかに気になりますよね。
その気持ち、よく分かります。
結論から言ってしまうと、英文法の勉強は必要です。
絶対に英文法は勉強した方が良いです。
そこでこの記事では、
- 英文法の勉強が必要な理由
- オススメの英文法の教材・参考書
についてまとめてみました。
この記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
「英文法の勉強はいらない」は大ウソです
「英文法の勉強はいらない」が大ウソな理由。
それは英語のルール=英文法だからです。
英文法を知らないと100%英語はできない件
たとえば
「将棋をやってみたい」
と思ったら、最初にルールを覚えますよね?
ルールを覚えないことには、どうやって将棋のコマを動かせば良いのか分からないので、将棋をできないからです。
英語もそれと同じです。
英文法というルールを覚えなければ、英語はできるようにならないのです。
家は土台がしっかりしているからこそ、ちゃんと建てられます。
英語も英文法という土台がしっかりしているからこそ、その上に学んだことを積み上げていけるんですね。
英文法の勉強は必要ない派の代表的な意見に対する反論
「英文法の勉強は必要ない」派の代表的な意見として、以下のようなものがあります。
【英文法不要派の主な意見】
- 英単語が分かれば、英語は理解できる
- ネイティブは文法を気にして話さない
僕はこの意見に対して、きちんと反論できます。
1:「英単語が分かれば英語は理解できる」への反論
「単語を分かっていれば、英語は理解できるよ」と言う人もいますが、残念ながら無理です。
英単語を知っていても、英文法が分からないと意味を正確に理解できません。
英文法の必要性が分かる例題
英文法の重要さを確認するために、1つ問題を出しましょう。
次の英文を和訳してください。
【以下の英文を訳しなさい】
This is all you have to do.
ちゃんと訳せましたか?
正解は「これがあなたたち全員が、しなければならないことだ」。
と思ってしまった、そこのあなた!
残念ながら違います。
本当の正解は「これがあなたが、やらなければいけないことの全てだよ」です。
(=あなたがやらなければいけないことはこれだけです。)
間違った解答と比較してみると、全く意味が違います。
【解答の比較】
×:「これがあなたたち全員が、しなければならないことだ」
〇:「これがあなたが、やらなければいけないことの全てだ」
英単語を知っていても意味をちゃんと理解できない
「文法なんて知らなくても、単語さえ分かれば英語なんて簡単だよ」と言う人もいますが、それは違います。
その証拠に、先ほどの例文で使われている単語は、全て簡単なものばかりですよね。
簡単な英単語だけで構成されている英文だったとしても、英文法を分かっていないとちゃんと意味を理解できないのです。
繰り返しになりますが、英文法は「英語のルール」です。
ルールだからこそ、あやふやではなく、しっかりと理解する必要があるのです。
ポイント
英文法が分からないと英語の意味をちゃんと理解できない
2:「ネイティブは英文法を気にして話さない」への反論
よく英文法不要派は「ネイティブは文法を気にして話さない。だから英文法の勉強は不要」と言います。
たしかにネイティブは英文法を気にしていないと思います。
その証拠に僕たち日本人も、いちいち文法を意識して話していないですよね?
しかし、英文法の勉強が不要と言えるのは、ネイティブだからこそです。
ノンネイティブだと、英文法の勉強は避けて通れません。
日本人は日本語を覚える過程とは
日本人が日本語を覚える過程を考えてみましょう。
当然ながら、生まれたばかりの頃は話せません。
だいたい3歳くらいになると、少しずつコミュニケーションを取れるようになってきます。
そして小学校に上がる段階になると、読み書きもある程度できるようになります。
要するに何が言いたいかというと、一定レベルの言語能力を得る過程では、毎日大量の日本語のシャワーを浴びていたわけです。
さらに言うと、小さい頃の学習能力は大人の比ではありません。
スポンジのように、子供は何でも吸収していきます。
それにも関わらず、一定レベルの言語能力を得るのに6年もかかっているのです。
文法学習なしの勉強は時間がかかり過ぎる
もしかしたら、大人であっても英語のシャワーをひたすら浴び続ければ、文法の勉強をせずに英語ができるようになるかもしれません。
しかし、この勉強法のデメリットは、時間がかかりすぎることです。
大人より吸収量の多い子供でさえ6年もかかるということは、大人はもっとかかるでしょう。
同じ勉強をした場合、大人だと20年、30年はかかると考えるのが自然です。
子供のように耳から大量に英語をインプットして、体でルールを覚えていくのは、大人にとって大変なことです。
そして何より、非常に効率が悪いのです。
英文法を学んだ方が早く上達する
英文法を学んだ方が、早く上達します。
なぜかというと、英文法というルールを覚えれば、そのルールに当てはめるだけで英語が分かるようになるからです。
「体で覚えろ方式」はホントに効率が悪いのでやめた方が良いです。
アルバイトや会社の仕事で、「俺の仕事を見て勝手にマネしてやってみて」と言われたら、「効率悪いからちゃんと教えろ」と思いますよね?
これは英語も同じです。
英文法というルールを最初に覚えた方が、格段に英語を理解しやすくなります。
ポイント
最初に英文法を勉強した方が学習効率が格段に良い
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英文法の勉強にオススメの参考書
最後に、英文法のオススメ参考書を3冊だけ紹介します。
おすすめ1:中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。
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最初におすすめなのが、「中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。」です。
英語の超基礎から学び直したい人向けの参考書ですね。
簡単な言葉で解説されているので、中学生の頃から英語が苦手だったという人に非常におすすめの参考書です。
おすすめ2:山口俊治 英文法講義の実況中継
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2冊目が「山口俊治 英文法講義の実況中継」です。
この参考書は、高校レベルの文法書です。
高校レベルの英文法は非常に難しいというイメージがあると思うんですが、山口 英文法で勉強すれば理解できます。
僕がTOEIC900点を取得できたのも、この参考書でミッチリ基礎を学んだおかげです。
中学レベルの文法を理解してから、山口英文法で高校レベルの英文法をマスターしましょう。
2冊あるんですが、分かりやすさ抜群なので、高校英語でつまずいた人にピッタリですね。
まとめ
以上、「英文法の勉強はいらないは大ウソだよ」という話でした。
英文法の勉強は確実に必要です。
英文法を勉強しているか・していないかで、英語の上達スピードが変わってきます。
なので、英文法は必ず勉強しましょう。
「英文法の勉強なんて不要」という意見は完全にウソです。
ちなみに、僕の考える効果的な英語学習法については、以下の記事に詳しくまとめました。
国家資格である通訳案内士を取得できるレベルまで英語力が上がった方法なので、ぜひチェックしてみてください。
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参考になれば嬉しいです。
では!