通訳案内士試験に合格したので、その時の感想をちょろっと書いておきたいと思います。
無事に終わってよかった。
ちなみに、僕は2015年に一次試験は全てパスしましたが二次試験がダメでした。
そして2016年にようやく合格といった感じです。
では本題へ!
通訳案内士一次試験(筆記)の感想
まず一次試験の感想から。
ちなみに、英語の試験はTOEIC840点以上のスコアを持っていたので免除でした。
(2018年から免除にはTOEIC900点が必要)
先ほども書いたように、一次試験は2015年の話です。
この年は問題の傾向がガラッと変わったようで、受験者にはかなり不評な年だったようですね。
歴史の感想
歴史は3科目の中では、1番簡単でした。
ちなみにセンター試験で60点を取っていれば免除になるみたいです。
僕の歴史の自己採点は70点ちょっとで無事に合格。
過去問を見た限り、通訳案内士試験は文化史にかなり重きを置いている印象だったのですが、この年はあまり出題されませんでした。
文化史は苦手だったので、個人的にはかなり助かりましたね。
ところどころ全くわからない問題もありましたが、ある程度歴史の流れを知っていれば解ける問題が多かったように思います。
地理の感想
地理は非常に難しかったです。
自己採点は40点ちょっとでしたが、なぜか合格。
「マイナーな観光地からの出題」や「重箱の隅を突くような奇問や悪問」が多かったように思います。
正直、勘に助けられた部分が大きいですね。
試験を受けて特に重要だなと思ったのが、世界遺産をちゃんと覚えておくこと。
これをちゃんと抑えているだけで、問題を解くのがかなり楽になります。
一般常識の感想
地理と同様、一般常識も自己採点は40点ちょっとでしたが、なぜか合格していました。
おそらく、多くの人ができなかったんでしょう。
一般常識も非常に難しかったです。
というか、「これは一般常識なのか?」と首をかしげるような問題が多かったですね。
例えば「ウォシュレットの普及率はどれくらいか」という問題。
こんな知識、通訳案内士として働くの必要なのか疑問です。
あと「2014年に日本に寄港しなかったクルーズ船はどれか」という問題も、正直なにそれ?って感じでしたね。
地理と同様、勘に助けられました。
いまだになぜ受かったか分かりません。
一次試験の勉強法については、以下の記事をどうぞ。
>> 一次試験(筆記試験)のおすすめ参考書・勉強法について解説する
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通訳案内士二次試験(口述試験)の感想
二次試験は、2015年と2016年の2回受けました。
で、2016年に無事に合格。
2015年の感想
2015年の二次試験は、ほとんど勉強せずに臨みました。
なぜかというと、一次試験で120%落ちたと確信していたからです。
先ほども書いたように、地理と一般常識が40点くらいしか取れなかったので、受かるわけないと思っていたんですね。
で、一次試験の合格発表が、二次試験の3週間くらい前だったんで、ほぼぶっつけ本番になったというわけです。
1:逐次通訳
逐次通訳が以下のような問題。
日本人試験官が普通より、ちょい遅めのスピードで読み上げます。
日本の城の多くは堀に囲まれています。
これは、敵の侵入を防ぐためだけではなく、適度な距離を取ることで、敵の矢や鉄砲が届かないようにする工夫でした。
参照:http://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/c804825bf6bafa5d36c510701e328559
今見ると簡単なんですけど、当時は完全にお手上げでした。
「堀ってなんて言えばいいんだ。。」みたいな(笑)
ちょっとしか話せなかったので、この時点で落ちたことを確信。
さらに言うと、ちょっとしたアクシデントもありました。
逐次通訳はメモが許されているんですが、あちらで用意してくれたボールペンのインクが出なかったんです。
「あっ、インクでない」と思った瞬間に集中力が途切れ、試験官の言っていることが耳に入ってこなくなりました。
これから受ける人はインクが出るか、ちゃんと確認しましょう。
2:プレゼン
そしてプレゼンは「冬至」、「けん玉」、「街コン」のうち、街コンを選んでプレゼンしました。
選んだ理由は、1番簡単そうだったから。
というか「街コン」って名前は知ってたけど、どんな感じのコンパなのか知らなかったので、そもそも説明のしようがありませんでしたね。
今考えるとですけど。
もはや何を言ったか覚えていません。
一次試験が終わった時点で確実に落ちたと思っていたため、英語の勉強をしておらず、全く英語が口から出てきませんでした。
撃沈です。
2016年の感想
2016年は無事に合格しました。
1:逐次通訳の問題
問題ですが、逐次通訳が以下のようなものでした。
そばは、やせた土地でも栽培できるので、世界中どこでも栽培されています。
また気温が低い所でよく育ちます。
日本では、信州が有名です。
世界では、クレープ状で食べることが多いですが、日本では麺にして食べます。
参照:https://www.cel-eigo.com/exam/guide_interview/2016/30.html
ただ正確には通訳できませんでしたね。
例えば「痩せた土地」をどう表現すれば良いか分からなかったので、
Soba is cultivated all over the world because soba can grow in a poor land.
みたいに言い換えて話しました。
"世界では、クレープ状で食べることが多いですが、日本では麺にして食べます。"に関しては、クレープ状ってなんて言えば良いのか分からなかったのでJapanse people eat soba as a noodleと話しました。
"クレープ状"に関しては完全に無視。
おそらくなんですけど、この試験は大まかに英訳できていればパスできるのだと思います。
分からなかったら無視しましょう。
だいたい合っていれば大丈夫なので、「どれだけスムーズに話せるか」を重視した方が良いです。
変な間が空かないに注意してください。
2:プレゼン
プレゼンのトピックは、「ラムサール条約」、「御朱印」、「盆栽」の3つ。
盆栽をチョイスしました。
盆栽はあらかじめ練習していたトピックの1つだったので、問題なく話すことができましたね。
トピックに助けられました。
その後、いくつか質問を受けて回答。
質問内容は覚えていないですけど、プレゼンできるレベルの英語力であれば全く問題ないと思います。
ぶっちゃけ簡単です。
そこまで心配する必要はないでしょう。
一次試験の免除は1年のみ有効なので、無事に合格できて本当に良かったです。
通訳案内士試験を受ける時に気をつけたいこと
一次試験を1回、二次試験を2回受けてみて、特に気をつけた方が良いなと思ったことを最後にちょろっと書いておきます。
一次試験で気をつけたいこと
まず一次試験で気をつけたいこと。
それは「一次試験が終わったら、手応えがなくても二次試験対策をしろ」ということです。
実際、僕は一次試験が終わった後「120%落ちたわー」と思いましたが、なぜか受かっていました。
そして受かっていないと思っていたため、二次試験対策を十分にできませんでした。
以下の記事にも書きましたけど、二次試験はかなり合格率が高いです。
しかし、合格率が高いからといって勉強していないと、余裕で落ちます。
>>通訳案内士試験の難易度はどれくらいなのか-合格率は低いの?
某漫画で有名なフレーズですが、僕みたいに「諦めらたら試合終了」です。
40点くらい取れているのであれば、一次試験をパスする可能性は十分あるので、気持ちを切り替え、とっとと二次試験対策を始めましょう。
二次試験で気をつけたいこと
二次試験で気をつけたいことは、「完璧を目指さない」ことです。
先ほど、「逐次通訳で痩せた土地という表現が分からなかった」と書きましたが、そういう分からないことは無視しましょう。
分からない→頭が真っ白になるというパターンが1番最悪です。
スムーズに話すことさえできれば、正確に英語を話せなくても何とかなります。
無言にならないようにだけ注意しましょう。
ちなみに試験を受ける時の服用ですが、僕は普段着で行きました。
理由はスーツが嫌いだからです(笑)
男性の場合、スーツの人もいましたが、私服の人も多かったので、そこまで服装については気にする必要ないかなと思います。
実際、僕も普段着で受かったので。
ただパーカー+ジーパンみたいな、カジュアル過ぎる人は少なかったので、気持ちキレイ目な服の方が良いかもしれません。
僕は無地の黒ニット+グレーのチノパンで行きました。
女性は全体的にキレイ目な服装の人が多かった印象です。
ただ、ジャケットを着てる人は少なかったかなと思います。
イメージとしてはOLさん的な感じかなと。
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まとめ
通訳案内士試験は、一次試験が鬼門ですね。
ここさえ突破すれば、かなりチャンスがあります。
ちなみに一次試験の勉強法については、以下の記事をどうぞ。
>> 一次試験(筆記試験)のおすすめ参考書・勉強法について解説する
二次試験対策は、以下の記事が参考になると思います。
参考になれば嬉しいです。
では!