「TOEIC S&Wってどれくらいのスコアを目指せば良いんだろう?
英語力の目安や難易度を知りたい」
この記事では、こんな疑問にお答えします。
確かに気になりますよね。
そこでこの記事では
- スコア別の英語力の目安と取得難易度
- オススメの目標スコア
についてまとめてみました。
この記事を書いている僕は、TOEIC S&Wを10回以上受験し、国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
【TOEIC S&W】スピーキングパート スコア別の英語力の目安&取得難易度
TOEIC S&W スピーキングパートは、200点満点で評価されます。
スコア別の英語力の目安と難易度は、以下の通りです。
スピーキングパート190〜200点の英語力&難易度
TOEIC S&W スピーキングパートで190点〜200点は、全受験者の上位1%にあたります。
TOEIC L&Rが900点が受験者の上位3%程度なので、TOEIC S&Wの190〜200点は取得難易度としてかなり高いです。
このレベルになると、自分の言いたいことをちゃんと伝えられるし、複雑な要求にも応えられます。
もちろん、聞く側にとっても理解しやすい英語を話すことが可能です。
複雑な英文もうまく使いこなし、使用する語彙・語句は正確。
発音、イントネーション、アクセントは大変わかりやすいです。
具体的に言うと、職場でのコミュニケーションは問題ないレベルと言えるでしょう。
【スピーキングパート 190点〜200点】
- 全受験者の上位1%
- 自分の言いたいことを伝えられる
- 聞き取りやすい英語を話せる
- 職場でのコミュニケーションは特に問題なし
スピーキングパート160〜180点の英語力&難易度
TOEIC S&W スピーキングパートで160点〜180点は、全受験者の上位15%にあたります。
このレベルは、意見を述べたり、複雑な要求に応えられる最低ラインです。
長い応答では、多少間違いがみられますが、コミュニケーションを妨げるほどではありません。
「発音」や「イントネーション」、使用する「英文法」、「語彙・語句」に間違いがみれらることがあります。
相手の言っていることを理解できない場合もありますが、職場でのコミュニケーションはそこまで問題ないでしょう。
【スピーキングパート 160点〜180点】
- 全受験者の上位15%
- 意見を述べたり、複雑な要求に応えられる最低ライン
- 時折間違いがあるものの、コミュニケーションを妨げるほどではない
- 職場でのコミュニケーションは特に問題なし
スピーキングパート130〜150点の英語力&難易度
TOEIC S&W スピーキングパート130点〜150点は、全受験者の上位60%。
スピーキングパートの平均点は120〜130点くらいなので、受験者の大半がこのレベルに属しています。
意見を述べたり要求にも応えられますが、それらの理由・根拠を説明するのは難しいという印象です。
使用できる語彙・語句が少なく、文法に誤りがみられます。
また、発音・イントネーションも部分的に不適切です。
話している内容は理解しにくいこともあるが、簡単な質問への回答、情報提供はできます。
職場でのコミュニケーションは少し大変なレベルです。
【スピーキングパート 130点〜150点】
- 全受験者の上位60%
- 意見を述べたり、要求にも応えられるが、その理由・根拠を説明するのは難しい
- 話す英語が少し聞き取りにくい
- 職場でのコミュニケーションは少し大変
スピーキングパート:110〜120点の英語力&難易度
TOEIC S&W スピーキングパート110点〜120点は、全受験者の下位40%にあたります。
僕がTOEIC S&Wを初受験した時は、このレベルでした。
その経験から言うと
- 間が多い
- 使用する語彙・語句が少ない
- 同じ言葉を繰り返す
- 表現が不正確
などの問題点が見られることが多いです。
質問への回答、情報提供は可能ですが、その内容を理解しにくかったりします。
会話中の英語において、発音やイントネーション、アクセントに時々間違いがみられます。
職場でのコミュニケーションは、少し難しいレベルです。
【スピーキングパート 110点〜120点】
- 全受験者の下位40%
- ある程度言いたいことは言える
- 間が多く、表現も不正確なことが多い
- 職場でのコミュニケーションは少し難しい
スピーキングパート:80〜100点の英語力&難易度
TOEIC S&W スピーキングパート80点〜120点は、全受験者の下位20%にあたります。
このレベルだと、意見を述べたり、要求に応えるのは難しいです。
相手の質問に対してレスポンスする時、ワンセンテンスで終わってしまうことが多々あります。
発音やイントネーション、アクセントに問題があり、会話中にできる間も多いです。
質問への回答や情報提供はできません。
仕事では英語を使えないレベルです。
【スピーキングパート 80点〜100点】
- 全受験者の下位20%
- 意見を述べたり、要求に応えるのは難しい
- 発音、イントネーション、アクセントに問題あり
- 仕事で英語を使えないレベル
スピーキングパート:60〜70点の英語力&難易度
TOEIC S&W スピーキングパート60点〜70点は、全受験者の下位6%にあたります。
このレベルは、使用できる語彙・語句が不十分です。
簡単な描写も英語ではできません。
「なぜ自分がそう思うのか」などの理由は言えず、複雑な要求に対する応答はかなり難しいです。
ほとんどの場合、質問への回答、情報を提供はできません。
仕事で英語を使えるレベルにはありません。
【スピーキングパート 60点〜70点】
- 全受験者の下位6%
- 簡単な描写もできない
- 質問への回答、情報提供はできない
- 仕事では、英語を使えるレベルにない
スピーキングパート:40〜50点の英語力&難易度
TOEIC S&W スピーキングパート40点〜50点は、全受験者の下位3%にあたります。
正直、ほとんど何もできないレベルです。
仕事では、使いものになりません。
【スピーキングパート 40点〜50点】
- 全受験者の下位3%
- ほとんど何もできないレベル
- 仕事でも使いものにならない
スピーキングパート:0〜30点の英語力&難易度
TOEIC S&W スピーキングパート40点〜50点は、全受験者の下位1〜2%にあたります。
問題にほとんど回答していないレベルです。
設問を理解するためのリスニング・リーディング力が不十分の可能性が高いです。
【スピーキングパート 0点〜30点】
- 全受験者の下位1〜2%
- 問題にほとんど回答していないレベル
- 設問を理解するためのリスニング・リーディング力が不十分の可能性が高い
発音の目安
TOEIC S&Wのスピーキングパートでは、発音も評価基準の1つとなっています。
発音は「HIGH」、「MIDIUM」、「LOW」の3段階評価です。
それぞれの評価は、以下のようになっています。
【HIGH】
- 全受験者の約15%
- 英文を音読する際、とてもわかりやすい
【MEDIUM】
- 全受験者の約75%
- 英文を音読する際、些細なミスはあるが全体的にわかりやすい
【LOW】
- 全受験者の約5%
- 英文を音読する際、全体的にわかりにくい
イントネーション・アクセントの目安
TOEIC S&Wのスピーキングパートでは、イントネーション・アクセントも評価基準の1つとなっています。
イントネーション・アクセントは「HIGH」、「MIDIUM」、「LOW」の3段階評価です。
それぞれの評価は、以下のようになっています。
【HIGH】
- 全受験者の約20%
- 英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、とても効果的
【MEDIUM】
- 全受験者の約70%
- 英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、ほとんどの場合効果的
【LOW】
- 全受験者の約10%
- 英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、ほとんどの場合効果的ではない
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【TOEIC S&W】ライティングパート スコア別の英語力の目安&取得難易度
TOEIC S&W ライティングパートは、200点満点で評価されます。
スコア別の英語力の目安と難易度は、以下の通りです。
ライティングパート200点の英語力&難易度
TOEIC S&W ライティングパート200点は、全受験者の上位2%にあたります。
このレベルは、理由や例を交えて説明でき、明確で一貫性のある英語を書けます。
使用する構文や語彙・語句も豊富です。
仕事で英語のメールを書くのは、何の問題もなくできるでしょう。
意思の疎通を妨げることはほぼないと言えます。
【ライティングパート 200点】
- 全受験者の上位2%
- 理由や例を交えて説明できる
- 主張は明確で一貫性がある
- 使用する構文や語彙・語句が豊富
ライティングパート170〜190点の英語力&難易度
TOEIC S&W ライティングパート170点〜190点は、全受験者の上位20%にあたります。
このレベルだと、おおむね的確な英語を書くことが可能です。
たまに小さな文法・語彙・語句の間違いがみられたり、不必要に同じ表現を繰り返すことがありますが、理由や例を交えて説明ができ、おおむね一貫性のある主張をできます。
仕事で英語を使うのであれば、最低限このレベルと目指したいところです。
【ライティングパート170点〜190点】
- 全受験者の上位20%
- おおむね的確な英語を書ける
- ミスもみられるが、一貫性のある主張をできる
ライティングパート140〜160点の英語力&難易度
TOEIC S&W ライティングパート140点〜160点は、全受験者の上位70%にあたります。
受験者の多くが属しているのがこのレベルです。
理由や例を挙げて説明するのは少し難しいですが、おおむね的確な英語を書くことができます。
書いた英語の論理展開が不明確であることがあるため、仕事で使うにはあと一歩という印象です。
【ライティングパート140点〜160点】
- 全受験者の上位70%
- おおむね的確な英語を書ける
- 書いた英語の論理展開が不明確であることが多い
ライティングパート110〜130点の英語力&難易度
TOEIC S&W ライティングパート110点〜130点は、全受験者の下位30%にあたります。
分かりにくい部分はあるものの、簡単な英語なら書くことができるレベルです。
理由づけが不十分だったり、文法上の誤り、使用する語彙・語句に間違いがみられます。
また、書いた英語の論理展開が不明確であることが多いです。
【ライティングパート110点〜130点】
- 全受験者の下位30%
- 分かりにくい部分はるが、簡単な英語なら書ける
- ミスが見られ、論理展開が不明確であることが多い
ライティングパート90〜100点の英語力&難易度
TOEIC S&W ライティングパート90点〜100点は、全受験者の下位10%にあたります。
簡単な英語を書くことはできますが、理由や例を挙げて説明することはできません。
論理展開が不十分で、文法に重大なミスがみらます。
また使用する語彙・語句も不正確です。
仕事で英語を使うのは厳しいでしょう。
【ライティングパート90点〜100点】
- 全受験者の下位10%
- 簡単な英語を書くことはできるが、理由を交えての説明はできない
- 論理展開が不十分かつ重大な文法ミスがみられる
- 使用する語彙・語句が不正確
ライティングパート70〜80点の英語力&難易度
TOEIC S&W ライティングパート70点〜80点は、全受験者の下位5%にあたります。
英語で書けることが限られているため、情報伝達が難しいレベルです。
文法に重大なミスがみられ、ミスの数も多いです。
使用する語彙・語句が不正確で、論理展開に一貫性が欠けます。
仕事で英語を使うのは厳しいです。
【ライティングパート70点〜80点】
- 全受験者の下位5%
- 英語で書けることが限られている
- 文法に重大なミスがあり、ミスの数も多い
- 論理展開に一貫性が欠ける
ライティングパート50〜60点の英語力&難易度
TOEIC S&W ライティングパート50〜60点は、全受験者の下位3%にあたります。
英語で書けることが限られているため、簡単な情報提供をするのも難しいです。
文法的なミスが非常に多く、使用する語彙・語句も不正確です。
主張に一貫性が欠けます。
仕事では英語を使えません。
【ライティングパート50点〜60点】
- 全受験者の下位3%
- 英語で書けることが限られている
- ミスが非常に多い
- 主張に一貫性がない
ライティングパート40点の英語力&難易度
TOEIC S&W ライティングパート40点は、全受験者の下位2%にあたります。
英語で書けることが非常に限られているため、情報伝達は難しいレベルです。
簡単な情報提供もできません。
文法をちゃんと理解していないため、正確な文章を書くのが難しいです。
文法的なミスが非常にに多く、使用する語彙・語句も不正確です。
また主張が一貫性に欠けます。
【ライティングパート40点】
- 全受験者の下位2%
- 英語で書けることが非常に限られている
- ミスが多く、正確な文章を書くのは難しい
- 主張に一貫性が欠ける
ライティングパート0〜30点の英語力&難易度
TOEIC S&W ライティングパート0点〜30点は、全受験者の下位1%にあたります。
このレベルは、問題にほとんど回答していないレベルです。
設問の内容を理解するためのリーディング力が不十分の可能性があります。
【ライティングパート0点〜30点】
- 全受験者の下位1%
- 問題にほとんど回答していないレベル
- 設問を理解するためのリーディング力が不足している可能性あり
オススメのTOEIC S&W目標スコア
最後にどれくらいのスコアを目標にすれば良いか解説します。
仕事で英語を使いたい場合にオススメのTOEIC S&W目標スコア
仕事で英語を使いたい場合にオススメのTOEIC S&W目標スコアは、スピーキング160点・ライティング180点です。
【オススメの目標スコア】
- スピーキング:160点
- ライティング:180点
スピーキングパートで160点を取れれば、仕事上のコミュニケーションは何とかなりますし、ライティングパートで180点を取れれば意思の疎通を妨げることなく英語メールを書けます。
このような理由から、まずはスピーキング160点・ライティング180点を目指すのがオススメです。
ただし、英語をバリバリ使う環境だと物足りない
ただし、スピーキング160点・ライティング180点を取れたとしても、英語を完全に使いこなせるというわけではありません。
「日本で働くなら、これくらいでも良いかな」というラインですね。
正直、
- 外資系企業でバリバリ働きたい
- 将来は海外で働きたい
という場合は物足りないスコアです。
あくまでも「英語で困ることが少なくなる」というイメージだと考えてください。
ただし、このレベルになると英語の基礎学力はかなり高いので、英語の勉強よりも「実戦経験」の方が大事になります。
仕事で英語を使っているうちに、自然と仕事上のコミュニケーションは少なくなっていくでしょう。
遅かれ早かれ、仕事で支障をきたさないレベルに達するはずです。
海外旅行などで英語を使いたい場合にオススメのTOEIC S&W目標スコア
海外旅行などで英語を使いたいという場合にオススメしたい目標スコアは、スピーキング130点・ライティング150点です。
【オススメの目標スコア】
- スピーキング:130点
- ライティング:150点
これくらいのスコアを取れるなら、自分の意思を伝えるのはそこまで難しくありません。
もちろん言いたいことが伝わらない場合もあると思いますが、なんとかコミュニケーションは取れます。
海外旅行で英語を使いたいのであれば、とりあえずスピーキング130点・ライティング150点を目指してみましょう。
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まとめ
以上、TOEIC S&W スコア別の英語力の目安&取得難易度でした。
人それぞれ必要とする英語力は違うので、自分の目指す英語力と照らし合わせて目標設定をしてみてください。
個人的には、以下のような目標スコアをオススメしています。
【仕事で英語を使いたい場合】
- スピーキング:160点
- ライティング:180点
【海外旅行などで英語を使いたい場合】
- スピーキング:130点
- ライティング:150点
TOEIC S&Wの勉強法については、以下の記事にまとめました。
ぜひチェックしてみてください。
参考になれば嬉しいです。
では!