「TOEICリーディングパートが時間内に終わらないのはなぜだろう?
どうやって勉強すれば良い?」
マークシートの最後の方を塗り絵しなきゃいけないのは辛いですよね。
その気持ち、よく分かります。
僕もTOEICの勉強を始めたばかりの頃、同じ悩みを持っていました。
そこでこの記事では、
- TOEICリーディングが時間が足りなくなる理由
- TOEICリーディングを時間内に終わらせるための勉強法
- 即効性のあるTOEICリーディングが時間内に終わらない対策
についてまとめてみました。
この記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
ちなみに、これから紹介する方法は、英文法・英単語などの基礎学習が終わっている前提で話が進みます。
「まだ英文法・英単語の勉強をちゃんとやっていない」
という人は、以下の記事を参考に基礎学習をまずやってください。
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では本題へ!
TOEICリーディングが時間内に終わらない理由
最初に、TOEICリーディングパートが時間内に終わらない理由について解説します。
TOEICリーディングで時間が足りなくなるのは読むのが遅いから
なぜTOEICリーディングが終わらないのか。
理由は簡単で、リーディングスピードが遅いからです。
実はTOEIC L&Rの問題自体は、そこまで難しくありません。
標準的なレベルの問題ばかりです。
しかしTOEICは、とにかく問題量が多いんですね。
そのため、リーディングスピードが遅い人は、時間が足りなくなります。
その結果、リーディングパートの最後の方を塗り絵するハメになるのです。
以上のような理由から、標準的な問題を速く正確に処理する勉強が、TOEICリーディングを時間内に終わらせるカギとなります。
TOEIC800点以上じゃないと時間内に読み終わらない
僕の経験上、TOEIC800点未満の人は時間内に読み終わりません。
正直、TOEIC800点でもギリギリです。
TOEIC L&Rテストで800点を取れるのは、受験者の上位15%程度。
つまり、ほとんどの受験者はリーディングパートが時間内に終わらないのです。
何が言いたいかというと、
「TOEICリーディングパートが時間内に終わらなくても落ち込む必要はない」
ということです。
ほとんどの人が終わらないのだから、
「時間が足りなくなるのは仕方ない」
くらいに思っておけば大丈夫です。
落ち込んでいる時間は無駄なので、これから紹介する勉強を集中的にやり、英語を速く正確に読む練習をしましょう。
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TOEICリーディングを時間内に終わらせるための勉強法
TOEICリーディングパートの効果的な勉強法としては、以下のステップで勉強するのがオススメと以前の記事で書きました。
【おすすめ】
- 短い英語を早く読む練習をする
- 瞬間英作文をする
- たくさん問題演習をする
TOEICリーディングが時間内に終わらない人は、ステップ1の「短い英語を速く正確に読む練習」に特に力を入れてください。
具体的にいうと、TOEIC Part5の問題を速く正確に解けるようになりましょう。
以下のステップでPart5の問題をひたすら解いてください。
【おすすめ】
- 問題演習をする
- 解けなかった問題を品詞分解して意味を確認する
- 音読する
TOEICリーディングを終わらせるのにPart5の読解がオススメの理由
なぜPart5のような短い英文を読むのがオススメなのかというと、理由は2つあります。
理由1:短い英文を速く正確に読めれば長文もスラスラ読める
TOEICリーディングが終わらない
↓
長文を読む練習をしよう
と考えがちです。
しかし僕の経験上、その必要はありません。
なぜかというと、長文=短い英文の集まりだからです。
つまり、Part5のような短い英文を速く正確に読めれば、Part7のような長文も速く正確に読めるようになるのです。
実際、僕はPart7に特化した対策をしたことがありません。
本番前に模試を解いたくらいです。
それでもちゃんとTOEIC900点を取得できました。
理由2:勉強をする時の集中力が途切れにくい
長文を読む練習をしていると、途中で集中力が途切れてしまいがちです。
しかし、短い英文であれば違います。
Part5の問題は英文自体が短いので、30秒くらいあれば1問解くことができます。
そのため、「途中で嫌になって、英語を読むのをやめる」ということが起こりにくいのです。
挫折しにくいというのも、この勉強法の特徴ですね。
TOEIC Part6・7の対策を優先的にしなくて良い
TOEIC Part6・7に関しては、本番直前に模試を解くくらいで大丈夫です。
正直、優先順位は高くないかなと。
「TOEICリーディングが終わらない」
という人は、とりあえずPart5を速く正確に読めるように集中しましょう。
繰り返しになりますが、Part5を速く正確に読めればリーディングスピードは上がります。
遅かれ早かれ、時間内に解き終わるようになるでしょう。
注意ポイント
TOEIC Part6・7は、本番前にちゃんと解いておきましょう。
TOEICリーディングが終わらない人にオススメの教材
先ほども書いた通り、TOEICリーディングパートが時間内に終わらない人は、 TOEIC Part5の問題をひたすら解きましょう。
短い英語を速く正確に読めれば、長文も速く正確に読めるようになります。
今回は、Part5の問題演習にぴったりな教材を2つ紹介します。
おすすめ1:中村澄子の千本ノック!シリーズ
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おすすめポイント
- Part5の問題演習にピッタリ
- 小さいので持ち運びしやすい
千本ノックシリーズは、Part5のような短い英文で構成されています。
そのため、英語を速読する練習にピッタリな教材です。
持ち運びにも便利なサイズ感なので、通勤・通学のお供に良いかと思います。
僕は千本ノックシリーズの大ファンで、4冊も買ってしまいました。
おすすめ2:スタディサプリENGLISH
[sapuri_toeic_image]
スタディサプリENGLISHは、TOEIC対策のスマホアプリです。
スマホ1つでTOEIC対策をできることが特徴となっています。
僕がスタディサプリENGLISHをオススメする理由を簡単にまとめると以下の4つです。
おすすめポイント
- 自然と速く正確に英語を読むクセがつく
- 問題演習をたくさんできてコスパが良い
- 解説が丁寧
- スマホで勉強できるのでスキマ時間を有効活用しやすい
より詳しくは以下の記事に詳しくまとめました。
興味があれば、チェックしてみてください。
リーディングスピードを上げるには問題演習をたくさんすることが重要
リーディングスピードを上げるには、問題演習をたくさんやることがとても重要です。
リーディングスピードが遅い人は勉強時間が少ない
TOEICリーディングパートを読むのが遅い人は、勉強法が何よりも大事だと考えがちなのですが、実際は勉強時間の方が大事です。
【リーディングスピードが遅い人あるある】
「TOEICリーディングが時間内に終わらない!」
↓
「もっといい勉強法があるはずだ!」
↓
インターネットで勉強法を検索
例えば、「サッカーを上手くなる方法」という本を読んでも、サッカーは上手くなりません。
実際にボールを蹴らないことには、サッカーが上達しないのは分かりますよね?
TOEICもそれと同じで、英語をたくさん読まないことにはリーディング力は鍛えられないのです。
僕もTOEIC900点を取得するまでに、かなり英語を読み込みました。
その経験上、英語をたくさん読むことが1番の解決策だと自信を持って言えます。
すぐにできるTOEICリーディングが終わらない対策
最後に、すぐにできるTOEICリーディングが終わらない対策を解説します。
これから紹介する方法は、あくまでもリーディングの勉強をちゃんとやっている人向けです。
この方法を導入しても、ちゃんと勉強していなければ意味がないので注意してください。
即効性のあるTOEICリーディングが終わらない対策3選
即効性のあるTOEICリーディングが終わらない対策は3つあります。
1:マークシート用のシャーペンを使う
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本番ではマークシート用のシャーペンを使いましょう。
マークシート用のシャーペンは、芯が1.3mmで、普通の芯(0.5mm)よりも3倍くらい太くなっています。
マークシート用のシャーペンを買うと、マークシートを塗りつぶすスピードが速くなるので、かなりの時間を節約可能です。
僕の経験上、1問あたり3秒節約できます。
TOEICリーディングパートは全部100問あるので、3秒×100問で計300秒を節約できるというわけですね。
Part5の問題を1問15秒で解くとすると、300秒節約できれば20問も解けてしまいます。
本当におすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
ちょっとのお金を払って、塗り絵する可能性を低くできるなら安いかなと。
2:時間配分を覚える
TOEICリーディングパートを解くための時間配分を覚えることも大事です。
大まかの目安ですが、こんな感じで解くと良いと思います。
【リーディングパートの時間配分】
- Part5:約7分
- Part6:約9分
- Part7:約59分
Part7には1時間くらい時間を残しておくのが理想です。
このペースが崩れないように解きましょう。
より詳しくは以下の記事をどうぞ。
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3:効率的な問題の解き方を学ぶ
TOEICには、効率的な問題の解き方があります。
それを学びましょう。
TOEIC Part5・6の効率的な解き方
TOEIC Part5・6は文頭から素直に読みましょう。
この方法が1番タイムロスが少なく確実です。
例えば、以下の問題の場合であれば、素直にCutomerから読み始めます。
引用:TOEIC公式サイト
「カスタマーレビューは、現代のモバイルデバイスは、しばしば不要に------であると示している」という英語なので、「(D)complicated」が正解です。
空欄の前を見るとbe動詞があるので、「(A)complication」も入る可能性はありますが、文脈的に明らかに違うことが分かります。
空欄の前後を見るだけでは文脈が分からないので、冒頭から素直に読んだ方が時間はかかりません。
ポイント
文頭から読んで問題を解いた方が良い
TOEIC Part5・6は、空欄の前後と選択肢だけを読んで問題を解きましょう。
最初から最後まで読んでいると時間が足りなくなります。
と言う人もいますが、最近のTOEICは空欄の前後を読むだけで解ける問題が少ないため、あまり実用的ではないです。
このアドバイス通りに問題を解くと、大きなタイムロスになりやすいので文頭から読みましょう。
TOEIC Part7の効率的な解き方
TOEIC Part7では、設問の先読みをやりましょう。
設問の先読みとは、「本文を読む前に、まず設問を読むこと」です。
設問を先読みすることにより、本文中に書いてある内容を予測できるようになるので、リーディングの精度が上がります。
例えば
「田中さんはボブさんに、何をして欲しいと頼みましたか?」
という設問があったとしましょう。
設問を読んだ後に本文を読み始めれば、「田中さんがボブさんに頼んだこと」に注意しながら、英文を読み進めることができますよね?
先読みするだけで、内容が頭に入ってきやすくなるので、設問の先読みはとてもオススメです。
先読みのやり方については、以下の記事に詳しくまとめました。
興味があればどうぞ。
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まとめ
TOEICリーディングパートが終わらない人は、Part5のような短い英文を速く正確に読む練習をしましょう。
長文は短い英文の集まりに過ぎないので、短い英文を速く正確に読めれば長文もスラスラ読めるようになります。
Part5を読むスピードが上がれば、遅かれ早かれ塗り絵をせずにすむようになるでしょう。
それくらい効果的な勉強法です。
TOEICリーディングパートの勉強法に関しては、以下の記事に全体の流れをまとめておきました。
興味があればどうぞ。
参考になれば嬉しいです。
では!