L'Arc-en-CielやVAMPSのヴォーカリストとして活躍しているhydeさんの英語の発音ってキレイですよね。
なぜ日本人なのに、こんなにキレイに発音できるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
- hydeさんの英語の発音がキレイに聞こえる理由
についてまとめてみました。
この記事を書いている僕は、TOEIC900点や国家資格である通訳案内士を持っています。
なので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
ラルクhydeの発音がキレイなのには理由がある
さっそくhydeさんの英語の発音は、なぜキレイに聞こえるのか解説していきます。
ラルク hydeは英語の発音ルールを守っている
結論から言うと、hydeさんは英語の発音ルールを守って歌っているので、キレイな英語に聞こえます。
説明するまでもないですが
- 日本語の発音
- 英語の発音
は完全に別物です。
英語の音は43個ありますが、そのうち日本語と同じ音はたったの5、6個です。
つまり、英語のほとんどは日本語にはない音なんですね。
そのため、発音ルールを勉強せずに日本人が英語っぽく話すのは非常にハードルが高くなります。
日本人の多くは英語の発音を日本語の発音に置き換えてしまっている
多くの日本人の英語が、なぜ英語っぽく聞こえないか。
理由は
英語の発音に対して、日本語の似ている発音を無理やりはめ込んでいるから
です。
例えば「Right(右)」は、日本語だと「ライト」と読みますが、英語だと「ゥライト」みたいな発音になります。
発音学習をしていないと、本当は「ゥライト」と発音しないといけないのに、「ライト」というカタカナ英語に置き換えてしまうというわけですね。
その結果、英語っぽく聞こえなくなるのです。
昔のhydeさんの英語の発音は正直ひどかった
僕はアラサーなんですけど、小学校高学年の頃ラルクがめちゃくちゃ流行っていました。
「GLAYとラルクどっち派?」みたいな話題が、かなり多かったと記憶しています。
で、この頃のhydeさんの英語を今聴くと、かなりカタカナ英語ですね。
特にtrueに収録されている"good-morning Hide"という曲は、それが顕著です。
日本人には聞き取りやすいけど、外国人からすると聞き取りにくいかなと。
アルバム「ark」・「ray」くらいまでは、特にカタカナ英語が強いように思います。
VAMPS結成後のhydeは格段に英語っぽい
「ark」・「ray」のリリース後から、少しずつ英語の発音がキレイになっていって、VAMPSを結成してからはかなり上手くなっているように思います。
ラルク初期と比べると、かなり英語の発音がキレイです。
その証拠に、ネイティブスピーカーであるパックンさんは、AbemaPrimeでこんな発言をしています。
「発音めちゃくちゃキレイですよね。帰国子女だったりするんですか?」
それくらいhydeさんの英語の発音はキレイなのです。
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日本人の苦手なRの発音もhydeはできている
多くの日本人は、「Rの発音」をできていません。
けど、hydeさんは、ちゃんとRの発音をできています。
Rの発音をできると英語っぽくなる
例を出すと、「Light(光)」と「Right(右)」は、日本語ではどちらも「ライト」と発音しますよね?
しかしLとRの発音は、実は英語だと違います。
先ほども少し書きましたが、Lightは「ライト」と発音してOKですが、Rightは巻き舌で「ゥライト」のように発音します。
日本人からするとあまり変わらないように聞こえますが、この差を意識するだけで英語っぽさが増します。
ラルク hydeのRの発音
VAMPSの「DEVIL SIDE」という曲を聴いてみましょう。
「Right or wrong who decided?」というフレーズの「Right」と「Wrong」を、それぞれ「ゥライト」、「ゥロング」のように発音しているのが分かると思います。
「ア」の発音も完璧なラルクhyde
ラルクのhydeさんは、「ア」の発音もちゃんとできています。
アの発音をできると英語っぽく聞こえる
日本語では「ア」の発音は1つだけですが、英語には大きく分けて3つあります。
1つ目が日本語と同じような「ア」。
2つ目が物忘れに気付いた時のような「あっ」という発音。
そして3つ目が、エとアが混ざったような「ェア」のような発音です。
1つ目と2つ目の「ア」の発音は特に難しくないですが、3番目の「ア」の発音が日本人は本当に苦手です。
しかしラルクのhydeさんは、3番目の「ア」の発音もちゃんとできています。
ラルクhydeの「ア」の発音
VAMPSの「LOVE ADDICT」を例に出しましょう。
注目すべきは、「A LOVE ADDICT」というフレーズの「ADDICT」の発音。
「ADDICT」は日本語だと、「アディクト」と発音しがちですが、強引にカタカナにすると「ェアディクト」みたいな感じになります。
下のライブ映像を観ると、hydeさんも「アディクト」ではなく、「ェアディクト」のように発音しているのが分かると思います。
(ただし、ライブ映像よりCD音源の方がより分かりやすい)
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ほとんどの日本人はできないthの発音もhydeはできている
thの発音は、日本語にありません。
そのため、この発音も日本人が苦手としています。
日本人が苦手なthの発音もラルクhydeは発音できている
日本人はTheを「ザ」と発音することが多いですが、実は違います。
thの音は
両前歯で下の先を軽く噛み、スッと息を吐きながら舌を引っ込めた時の音
なのです。
ザジズゼゾの"ザ”ではありません。
しかしラルクのhydeさんは、日本人が苦手とするthの発音もちゃんとできています。
ラルクhydeのthの発音
「CALLING」という曲の「I'LL BE THERE FOR YOU」といフレーズの「THERE」という単語。
日本人はこれは「ゼア」と発音しがちですが、これは間違った発音です。
日本語の音にはないので、カタカナで表現するのは難しいのですが、本当のthの音は「両前歯で下の先を軽く噛み、ズッと言いながら舌を引っ込めたの音」です。
よくよく聴くと、hydeさんもカタカナ英語で「ゼア」と歌っていないのが分かると思います。
ラルクhydeはリンキングもキレイ
ラルクhydeさんは、リンキングも上手いです。
リンキングができるとより英語っぽく聞こえる
リンキングを理解していると、より英語っぽく聞こえるようになります。
例えばDJの人がよく「チェキラ」って言ってますよね。
これは
- Check
- it
- out
という単語がつながって、「チェキラ」と聞こえるのです。
この単語と単語がつながることを「リンキング」と言います。
先ほども書いたように、ラルクのhydeさんもリンキングがうまいです。
ラルクhydeのリンキング
VAMPSの「LIPS」を例に出します。
分かりやすいリンキングの例は「I don't like it」と歌っているところ。
「ライク イット」ではなく、「like」と「it」がつながって「ライキット」と歌っているのが分かると思います。
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結論:ラルクhydeの発音はかなりキレイ
一般的な日本人に比べると、hydeさんの発音はかなりキレイです。
僕自身、昔のhydeさんの英語の発音を知っているので、めちゃくちゃ努力したんだろうなって感じがします。
外国人視聴者も上達したと感じている
WORLD'S ENDという曲のコメント欄では、こんなことが書かれていました。
和訳すると、こんな感じ。
「日本語バージョンも大好きだけど、正直に言うと、英語バージョンの方がはるかに良い。時が経つにつれ、HYDEの英語が上達していくのを見るのが私は好きだ」
僕も英語学習者の一人なので分かるのですが、このレベルの発音になるには努力と才能が必要です。
完璧な発音ではないかもしれないですが、十分キレイと言ってよいレベルでしょう。
ラルクhydeのようなキレイな発音になりたい人にオススメの勉強法
ラルクのhydeさんのようなキレイな発音になりたい人は、以下の記事で紹介した勉強法がオススメです。
実際に僕がやった発音学習について、まとめてあります。
あわせて読みたい
僕自身、ラルクhydeさんレベルでキレイな発音かと言われると微妙なのですが、一応TOEIC S&Wという試験で3段階中もっとも評価の高い"HIGH"の認定を受けています。
彼レベルのキレイな発音になるのは、かなり努力を要しますが、決して不可能ではありません。
興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
ラルクhydeさんの英語の発音はキレイです。
日本人でこのレベルの人は、ほとんどいないでしょう。
参考になれば嬉しいです。
では!