この記事が役に立つ人
◆発音の勉強をするか迷っている人
「発音の勉強なんていらないって聞いたけど本当なの?」
この記事では、こんな疑問にお答えします。
僕自身、TOEIC900点・通訳案内士資格を持っており、英語学習に関する知見はそこそこあります。
発音に関しても、TOEIC S&Wで1番の評価の高いHIGHの判定をもらっているので、多少は参考になるかなと。
では本題へ!
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「英語の発音学習はいらない」は大ウソ
英語の発音学習は、英語をできるようになりたい人にとって必須です。
発音学習はいらないは大嘘なのです。
「英語の発音学習はいらない」がウソな理由
なぜ「英語の発音学習はいらない」が嘘と言えるのか。
理由はたった1つで、英語と日本語の発音は全く違うからです。
例えば、「Sea(海)」と「She(彼女は)」は、どちらも日本語だと「シー」と読みますよね?
でも、実はこれらの英語の発音はかなり違います。
「Right(右)」と「Light(光)」も、どちらも「ライト」と発音する日本人が多いです。
しかし、発音は全くの別物です。
「bat(コウモリ)」と「but(しかし)」も、「バット」ではありません。
日本人の使うカタカナ英語は、基本的に間違っていると思った方がです。
日本語と英語の発音の共通点は少ない
日本語と英語の発音は共通点がかなり少ないです。
英語には43個の音があるのですが、このうちの日本語と同じ音がどれくらい知っていますか?
なんと、日本語と同じ音はたったの5〜6個だそうです。
つまり僕たち日本人にとって、英語の発音はほとんどなじみがないというわけです。
この違いが分からないと、英語はなかなか上達しません。
ポイント
英語の発音は英語の発音が全く違う
英語の発音ルールを知らないとどうなる?
「英語の発音学習なんていらない」を真に受けてしまう弊害はかなり大きいです。
具体的には以下のようなことが起こります。
【発音学習をしない弊害】
- 自分の言いたいことが伝わらない
- リスニング力が上がらない
1:自分の言いたいことが伝わらない
発音学習をしないと、自分の言いたことは伝わりません。
先ほど、「SeaとSheは発音が違う」と書きましたが、日本語の「シー」は「She」に相当します。
なので、「Sea」と言いたのに「シー」と言っても伝わらないです。
こういった違いが英語にはたくさんあるんですね。
この違いを分かっていないと、自分の言いたことは伝わりません。
英会話をできるようになりたい人は、必ず発音学習をしましょう。
ポイント
発音学習をしないと言いたことが伝わらない
2:リスニング力が上がらない
2つ目の弊害が「リスニング力が上がらない」ということ。
「発音の勉強なんていらない」を真に受けると、リスニング力も上がりません。
先ほども書いた通り、英語と日本語の発音には共通点がほとんどないです。
そのため、発音の違いを理解していないと、英語を聞き取るのが難しくなります。
カタカナ英語で認識していると、いつまで経ってもリスニング力は上がりません。
ポイント
カタカナ英語のままだとリスニング力は上がらない
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効果的な発音学習のやり方
では、発音学習を効果的にやるにはどうすれば良いのか。
僕は以下の3ステップでやることをオススメしています。
【発音の勉強法】
- 発音の基本ルールを学ぶ
- 実際に発音する
- 発音を確認する
- いろんな英語を音読する
STEP1:発音の基本ルールを学ぶ
まずは発音の基本ルールを学びましょう。
耳で聞いて「こんな感じかな」とマネするだけなのはNGです。
自分では再現できるていると思っていても、それは勘違いです。
ちゃんと発音ルールを学ぶようにしてください。
英語の発音ルールを学ぶための参考書としては、フォニックスが1番オススメです。
この参考書は簡単な言葉で解説されている上、イラストつきで視覚的にも分かりやすいです。
発音学習の1冊目は、『フォニックス<発音>トレーニングBOOK』で決まりです。
まずはこの参考書で発音ルールをミッチリ学びましょう。
その他のオススメ参考書については、以下の記事に詳しくまとめました。
ほかの参考書と比較したい場合はチェックしてみてください。
>> 英語の発音学習にオススメの教材・参考書をTOEIC900点の僕が紹介します
STEP2:実際に発音する
発音ルールを学んだら実際に発音してみましょう。
黙読だと意味がありません。
ちゃんと声に出して練習してください。
音声CDをシャドーイングするのがオススメです。
音声CDが「year」と言ったら、少し遅れて自分も「year」と発音しましょう。
シャドーイングについて詳しく知りたい場合は以下の記事をどうぞ。
>> 知らなきゃ損!効果的にシャドーイングする3つのコツを紹介する
STEP3:発音を確認する
発音学習は、自分の発音が正しいかを確認しながらやりましょう。
「ちゃんと発音できている」と思っていても、意外とできていないことは多いです。
僕の話をすると、「year(年)がear(耳)に聞こえる」と言われたことがあります。
このように「自分ではちゃんと発音できている」と思っていても、やっぱり間違えていることって結構あるんですよね。
かつての僕のように、勘違いしたまま発音学習を続けたところで効果半減です。
必ず「発音が正しいか」を確認しながら勉強しましょう。
確認方法としては、Google翻訳がオススメです。
詳しい使い方は以下の記事をどうぞ。
>> 自分の英語の発音が正しいかを確認する簡単な方法を教える
またはオンライン英会話を利用するのもオススメです。
オンライン英会話を利用した発音学習については、以下の記事をチェックしてみてください。
>> オンライン英会話を使った効果的な発音学習のやり方を紹介する
STEP4:いろんな英語を音読する
あとは練習あるのみです。
オススメの練習方法は音読です。
音声CDをマネして音読しまくりましょう。
最初は短めの英文から音読すると良いと思います。
参考書としては、『速読速聴・英単語 TOEIC TEST STANDARD 1800』がオススメです。
ちょうど良い長さの英文で構成されているので、発音のトレーニングに最適です。
勉強手順としては、こんな感じでやるのがオススメです。
【オススメの勉強法】
- 英文の意味を理解する
- 音声CDを聴き込む
- 音声をマネして音読
僕もこの参考書でかなり音読の練習をしました。
本当にオススメの方法なので、ぜひトライしてみてください。
またはスピーキング・ライティング力を測るテストであるTOEIC S&Wを受けてみるのも、選択肢としてはアリだと思います。
発音が評価対象となっているので、スコアアップを狙っていけば自然と英語の発音を鍛えられます。(詳しくは以下の記事)
>> TOEIC S&Wとはどんな試験なのか-初心者向けに徹底解説-
まとめ
「発音学習なんていらない」は大ウソです。
英語をできるようになりたいなら、発音の勉強は必須です。
なので、早い段階で発音学習することを強くオススメします。
発音の勉強は以下のステップで勉強しましょう。
このステップでやれば、効果的に勉強を進めることができます。
【発音の勉強法】
- 発音の基本ルールを学ぶ
- 実際に発音する
- 発音を確認する
- いろんな英語を音読する
日本人が間違いやすい英語の発音については、以下の記事に詳しくまとめたので合わせてチェックしてみてください。
参考になれば嬉しいです。
では。